家族葬を自宅で行う方法|3つの条件・費用相場・流れ・マナーを解説

「住み慣れた自宅で見送ってあげたいけど、実際にできるか知りたい」
「自宅でもちゃんとサポートしてもらえるのか不安」
「準備や近所への挨拶など、すべて自分たちでやらなければいけないのか心配」
自宅で家族葬を行うには、棺の搬入経路や祭壇のスペースなど、いくつかの条件を満たす必要があります。
この条件を知らないまま準備を進めてしまうと、当日になって「部屋に棺が入らない」「近所の方に迷惑をかけてしまった」などの問題や後悔につながりかねません。
本記事では、自宅で家族葬を行うための条件・費用相場・当日までの流れ・服装や香典のマナーなどを解説しています。
住み慣れた自宅で大切な人を見送りたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
<この記事でわかること>
- 自宅で家族葬を行うための条件
- 自宅葬の費用相場
- 自宅で家族葬を行う流れ
- 自宅葬のデメリット
- 自宅葬のマナー
自宅で家族葬は可能|ただし条件あり
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自宅葬とは、斎場ではなく自宅を会場にして行う葬儀を指します。
かつては自宅で葬儀を行うのが当たり前でしたが、近年は斎場を利用する葬儀が一般的になっています。
それでも「住み慣れた場所から見送りたい」という思いから、自宅葬を選ぶ方も少なくありません。
自宅での家族葬は、以下の条件を満たせば実施できます。
【自宅葬に必要な3つの最低条件】
- ご遺体を納めた棺が通れる搬出経路があること(玄関・廊下・階段の幅)
- 祭壇を設置できるスペースがあること
- 参列者全員が座れる広さがあること
なお、住宅によっては、下記の点も併せて確認する必要があります。
| 住宅の種類 | 条件 |
|---|---|
| 戸建て | 玄関・廊下の幅と参列スペースを確認する |
| マンション | 管理規約とエレベーターのサイズを確認する |
| 賃貸 | オーナーや管理会社に葬儀の可否を確認する |
上記の条件を満たしていれば、マンション・賃貸でも自宅葬は実施可能です。
「戸建てじゃないから無理」と思い込んでいる方も、まずは条件を確認してみてください。
以降では、住宅の種類別に、細かな条件を解説していきます。
戸建て|玄関・廊下の幅と参列スペースを確認する
戸建てで自宅葬を行う場合は、下記の点を確認しましょう。
【戸建てで自宅葬をするための条件】
- 玄関や廊下は、棺やストレッチャーが通れる広さがあるか
- 僧侶の控室や参列者が座るスペースがあるか
- ご遺体を安置し、祭壇を設置する広さはあるか
上記の確認事項を怠ると、当日になって「棺が部屋に入らない」「参列者の座る場所がない」という事態になりかねません。
家具の配置も含めて確認しておくと、当日慌てずに済みます。
マンション|管理規約とエレベーターのサイズを確認する
マンションで自宅葬を行う場合は、「管理規約」「エレベーター」「搬入経路」の3点を確認します。
【マンションで自宅葬をするための条件】
- マンションで葬儀を行って良いか管理会社に確認
- 棺の状態でも搬出できる経路があるか
マンションによっては、管理規約で自宅葬そのものを禁止している場合があります。
そのため、確認しないまま進めてしまうと、管理組合や他の住民とのトラブルにつながる可能性があります。
また、エレベーター・廊下・各住戸の玄関など、棺の搬入・搬出が可能かチェックしましょう。
納棺した状態の棺は基本的に傾けられないため、水平に保ったまま通れるかどうかが判断基準になります。
なお、一見小さく見えるエレベーターでも、奥側に扉がある「背面扉」タイプであれば、棺を載せられる場合があります。
「うちのマンションは無理かもしれない」と諦める前に、まずは管理会社へ確認してみましょう。
賃貸|オーナーや管理会社に葬儀の可否を確認
賃貸物件で自宅葬を検討する場合の確認項目は下記のとおりです。
【賃貸で自宅葬をするための条件】
- 葬儀をしていいか、オーナーや管理会社に確認
- ご遺体を搬入・搬出するスペースがあるか確認
まずオーナーや管理会社へ葬儀の可否を確認します。
賃貸借契約や物件の規約では、葬儀を含む「特定の用途での使用」が制限されている場合があるためです。
確認せずに進めてしまうと、契約違反として後々トラブルに発展する可能性があります。
たとえば、原状回復の範囲や他の入居者への影響について、後から指摘されるケースも考えられます。
また、マンションと同様に、ご遺体を搬入するスペースがあるかも確認しておきましょう。
「賃貸だから無理」と決めつけず、まずは管理会社へ相談してみるのがおすすめです。
自宅葬の費用相場は50〜80万円程度(コープの家族葬ウィズハウス実績)

コープの家族葬が業務提携している「コープの家族葬ウィズハウス」が2026年1月から6月に施行した自宅葬の実績は下記のとおりです。
| コープの家族葬ウィズハウス 自宅葬実績(2026年1〜6月) | |
|---|---|
| 費用の平均 | 約65万円 |
| 多い価格帯 | 50〜80万円 |
| 最多価格帯 | 60〜70万円台 |
自宅葬の費用の特徴や、覚えておきたいポイントは下記のとおりです。
- 斎場で行う葬儀より費用が抑えられる可能性がある
- プラン料金以外にかかる追加費用を考慮する必要がある
- 葬祭費補助金で3万〜7万円戻ってくる
ひとつずつ解説します。
斎場で行う葬儀より費用が抑えられる可能性がある
自宅葬は、斎場で行う葬儀より費用を抑えられる可能性があります。
会場使用料が不要になることが大きな要因です。
斎場を利用する場合、会場使用料として10〜30万円程度かかることがありますが、自宅葬ではこの費用が発生しません。
参列人数や祭壇の規模、宗教者へのお礼などによって金額は変動するため、「必ず安くなる」とは言い切れませんが、斎場を使用した葬儀よりも安く済む傾向にあります。
プラン料金以外にかかる追加費用を考慮する必要がある
自宅葬のプラン料金には、葬儀そのものに必要な最低限の項目しか含まれていない場合があります。
そのため「プラン料金には含まれていないが、絶対に必要となる金額」を事前に確認しておくのが大切です。
代表的な費用は以下のとおりです。
【プラン料金以外にかかる追加費用】
- 通夜振る舞いや精進落としなどの飲食費
- 返礼品費(香典返し)
- 僧侶へのお礼(お布施)
- 火葬場の利用料
- 搬送距離がプランの規定を超えた場合の追加料金
見積もりを取る際は、総額だけでなく「プランに何が含まれていて、何が別なのか」を確認しておくことが大切です。
なお、火葬場の利用料は、地域や公営・民営によって金額が変わります。
北海道の火葬場は公営のみのため、利用料自体は比較的抑えられる傾向です。
葬祭費補助金で3万〜7万円戻ってくる
国民健康保険や社会保険に加入していた場合、葬儀を行った後に補助金を受け取れます。
「葬祭費」または「埋葬料」と呼ばれる制度で、金額は以下のとおりです。
| 葬祭費・埋葬料の金額目安 | |
|---|---|
| 全国的な目安 | 約5万〜7万円程度 |
| 北海道の場合 | 多くの市町村で3万円程度 |
金額は自治体や加入している保険組合によって異なります。
北海道在住の場合、全国的な目安より少なめの3万円程度に設定されている市町村が多い傾向です。
申請しないと受け取れず、期限も決まっているため、葬儀後に忙しい時期が続きますが早めに窓口へ確認しておくと安心です。
申請先は、国民健康保険の場合は市区町村役場、社会保険の場合は加入している健康保険組合です。
| 【関連記事】 葬儀でもらえる給付金の申請方法とは?種類や金額と対象条件について |
自宅で家族葬を行う流れ
自宅で家族葬を行う場合、流れは大きく3つの段階に分かれます。
- 臨終からご安置まで
- 納棺から通夜まで
- 葬儀・告別式から火葬まで
ひとつずつ解説します。
①:臨終からご安置まで
病院で亡くなったら、まず葬儀社に連絡して搬送車を手配し、遺体を自宅へ搬送してもらい安置します。
安置の際は、故人の枕元に「枕飾り」と呼ばれる小さな祭壇のような仏具を置きます。
このタイミングで、葬儀の打ち合わせを行います。決める内容は以下のとおりです。
【臨終後の打ち合わせで決める内容】
- 葬儀の日程
- 葬儀内容
- 参列人数
- 葬儀の予算
②:納棺から通夜まで
納棺とは、故人の体を清めて死装束を着せ、棺に納める儀式のことです。基本的に家族など身内だけが立ち会います。
お通夜に必要な祭壇は葬儀社が設置してくれるため心配いりません。祭壇は、部屋の広さに合わせてコンパクトに設置されるケースがほとんどです。
お通夜が終わったあとは、参列者と食事を共にする「通夜振る舞い」を行うのが一般的です。
しかし、近年増えている家族葬では、身内だけということもあり、通夜振る舞いを省略するケースも見られます。
③:葬儀・告別式から火葬まで
葬儀・告別式では、読経やお焼香を行い、その後には棺に花を納めるなどして故人との最後のお別れを惜しみます。
お別れが終わったら霊柩車にて火葬場へ移動し、火葬ならびにお骨上げの儀を執り行います。
帰宅後は、自宅に設けた「後飾り段」へ四十九日の忌明けまで遺骨を安置するのが一般的です。
また、法要後に振る舞われる「精進落とし(会食)」ですが、身内中心の家族葬においては省略される傾向も見られます。
自宅で家族葬を行うメリット4つ
自宅で家族葬を行うメリットは、主に4つあります。
- 時間を気にせず故人と過ごせる
- 会場使用料がかからず費用を抑えられる
- 住み慣れた自宅で見送れる
- 近所の人や親戚が参列しやすい
ひとつずつ解説します。
時間を気にせず故人と過ごせる
自宅葬には、時間を気にせず故人と過ごせるメリットがあります。
斎場には、施設の利用時間の制限や、面会できる時間が決められているケースもあります。
一方、自宅であれば時間の制限がなく、夜通し故人のそばで過ごすことも可能です。
故人と過ごす最後の時間をゆっくり取りたいと考える遺族にとって、自由度の高さは大きなメリットになります。
会場使用料がかからず費用を抑えられる
自宅で家族葬を行うと、会場使用料がかからないため、費用を抑えられます。
斎場を借りる場合、会場使用料として10〜30万円程度かかる場合が多いですが、自宅葬では会場費が発生しません。
単純に負担が減るだけでなく、費用が浮いた分は、飲食や供花など他の部分に回すなど、自分たちで調整しやすいのも自宅葬のメリットです。
住み慣れた自宅で見送れる
住み慣れた自宅で故人を見送れるのも特徴の一つです。
「最期は自宅で迎えたい」という故人の希望があった場合、その願いを叶えられるだけでなく、参列する家族にとっても慣れた場所のため気持ちが落ち着きやすくなります。
形式にとらわれず、故人の好きだった音楽や写真を飾るなど自由な演出ができるのも、自宅葬の特徴です。
思い出の品を飾りながら、その人らしいお別れが可能です。
近所の人や親戚が参列しやすい
自宅で家族葬を行うと、近所の人や親戚が参列しやすくなります。
高齢の親戚や近所の人にとって、慣れない場所まで移動するのは負担が大きいものですが、自宅であれば近くに住む人が気軽に立ち寄れます。
自宅で家族葬を行うデメリット4つ
自宅で家族葬を行う場合、事前に知っておきたい注意点が4つあります。
- 近隣への配慮が必要になる
- 準備や片付けの負担が増える
- 住環境によっては自宅葬が難しくなる
- 留守中の防犯対策が必要になる
ひとつずつ解説します。
近隣への配慮が必要になる
自宅で家族葬を行うと、近隣への配慮が必要になります。
葬儀当日は車や人の出入りが普段より多くなるほか、読経の声や焼香の香りが近隣に伝わることもあるためです。
何も伝えないまま執り行った場合、稀ではありますがご近所トラブルにつながる可能性があります。
何も伝えずに当日を迎えるのではなく、事前に一言挨拶をしておいてトラブルを防止しましょう。
準備や片付けの負担が増える
斎場のスタッフがすべての設営を担当する形式とは異なり、自宅葬では生活空間を一時的に変更する必要があるため、遺族の労力が増加します。
例えば、以下の作業などです。
| 家具の移動 | 祭壇を置くためのスペースの確保 |
|---|---|
| 生活動線の変更 | 参列者が通る通路の片付け |
| 備品の準備 | 人数分の座布団やお茶などの用意 |
葬儀社によって対応してもらえる作業範囲が異なるため、家具の移動をどこまで任せられるかを事前に確認しておきましょう。
住環境によっては自宅葬が難しくなる
住宅の種類や契約内容によっては、自宅葬の実施自体が難しい場合があります。
【自宅葬が難しい状況】
- 管理規約や賃貸借契約によって葬儀行為が禁止されている
- エレベーターや通路の幅が狭く、棺を運搬できない
ご自宅での実施が難しいと自己判断する前に、管理会社や専門の葬儀社へ間取りの下見を依頼する手順を踏むと確実です。
留守中の防犯対策が必要になる
自宅葬の期間中は人の出入りが絶えないため空き巣の危険は少ない傾向にありますが、火葬場へ移動する時間帯には注意が必要です。
新聞のお悔やみ欄に住所や日時が掲載されると、自宅の場所を特定されるリスクが生じます。
特に告別式が終わったのち、親族一同が揃って火葬場へ向かうタイミングは家が無人になりやすいため、空き巣被害への防犯対策が必要です。
【留守中の主な防犯対策】
- 出棺時にすべての窓や鍵を確認する
- 親しい知人や近所の人に留守番を依頼する
葬儀の最中でも油断せず、事前に留守番役を決めておくなどして空き巣対策を行いましょう。
自宅で家族葬を行う際のマナー
自宅で家族葬を執り行う場合でも、服装や香典などの基本的なマナーは斎場での葬儀と同様です。
本章では、以下の内容を解説します。
- 喪主・遺族の服装|基本的には喪服を着用
- 参列者の服装|指定がない限りは準喪服を着用
- 香典|受け取りは喪主や近親者が対応するケースが多い
- 弔問|事前に対応を家族で話し合っておく
- 供花|供花の数や受け取りについて決めておく
- 近隣への挨拶|葬儀の前後に一言伝える
ひとつずつ見ていきましょう。
喪主・遺族の服装|基本的には喪服を着用
喪主や遺族は喪服を着用するのが基本的なマナーです。
身内だけであっても、僧侶を招いて宗教的な儀式を行うため、失礼のない服装を選ぶ必要があります。
喪服には格式があり、現在は男女ともに準喪服を選ぶ遺族が多い傾向にあります。
| 正喪服 | 喪主や三親等以内の親族が着用するもので、男性は黒のモーニングコート、女性は光沢のない黒無地の長袖ワンピース・スーツ・またはアンサンブル |
|---|---|
| 準喪服 | 現在最も多く選ばれている喪服で、男性は黒のスーツ、女性は黒のワンピースなど |
| 略喪服 | 平服指定がある場合などに着用する、ダークカラーを基調とした服装 |
現在では、準喪服を選ぶ方が多い傾向にあります。
自宅で執り行うため、カジュアルでいいと思われがちですが、迎える側として失礼のない服装を選ぶのが大切です。
| 【関連記事】 身内だけの家族葬なら普段着でもいい?服装のマナーや身だしなみについて解説 |
参列者の服装|指定がない限りは準喪服を着用
自宅で行われる家族葬でも、参列者は基本的に準喪服を着用するのがマナーです。
「平服でお越しください」と案内がない限りは準喪服を着用しましょう。
「平服」と案内がある場合は、ダークグレーや紺などの略喪服でも問題ありません。
「平服=普段着」ではないため、柄物や光沢のある素材、露出の多い服は避けるのがマナーです。
香典|受け取りは喪主や近親者が対応するケースが多い
自宅葬では式場のように受付を設けないケースが多いため、喪主や近親者が直接香典を受け取る形式が一般的です。
香典を受け取る場合は、簡単なメモや封筒の仕分けを用意しておくと、後の整理がスムーズになります。
また、そもそも香典を辞退するケースも多くみられます。
辞退する理由は「身内のみの葬儀だから」「返礼品(香典返し)を準備する手間を省きたいから」などさまざまです。
香典収入はなくなりますが、受け取りや返礼品を用意する手間がないため、負担を軽減できます。
辞退する場合は、「お香典は故人の遺志によりご辞退申し上げます」のように一言添えると、参列者も対応に迷いません。
| 【北海道の葬儀の場合】 北海道では、香典を受け取った際に1,000〜2,000円ほどの返礼品をお渡しします。これをもって香典返しとするため、後日改めて送る必要はありません。 ただし、高額な香典をいただいた場合は、改めて半額〜1/3程度を目安に品物をお返しします。 |
弔問|事前に対応を家族で話し合っておく
自宅葬では、案内状や直接の連絡をしていない方の弔問・参列は、基本的に控えてもらうのがマナーです。
しかし、ご近所には知られやすいため、葬儀の当日だけでなく、後日改めてお参りに訪れる人が増える傾向にあります。
弔問を受け入れる場合でも辞退する場合でも、家族間で事前にしっかり話し合っておくと、不意の来客があっても慌てずに済みます。
弔問には、葬儀当日に案内のない人が訪ねてくるケースと、葬儀後に日を改めて「お参りさせてください」と訪ねてくるケースの2つがあります。
それぞれの対応方法は下記のとおりです。
【弔問への対応方法】
| タイミング | 対応方法 |
|---|---|
| 葬儀当日の訪問 | 事前に「家族のみで行う」と伝え、来訪時は「故人の強い希望により」と丁重にお断りする |
| 葬儀後(後日弔問) | 申し出への感謝を伝え、「○月○日以降の午後」など負担の少ない期間や日時を案内する |
弔問自体を控えてほしい場合は、訃報の連絡時に「弔問はご遠慮いただいております」と一言添えると安心です。
| 【弔問とは】 お悔やみを伝えるために遺族の自宅などを訪ねること |
供花|供花の数や受け取りについて決めておく
供花の数や受け取り方を事前に決めておくのも大切です。
自宅葬では式場のような広い展示スペースがないため、大型のスタンド花をすべて飾るのは難しい場合があります。
対応方法は、状況によって2つに分かれます。
| 供花への対応方法 | |
|---|---|
| 供花を受け取る場合 | 自宅のスペースに合わせて数を限定する 贈り主の名前だけを一覧にして掲示する |
| スペースが確保できない場合 | 供花そのものを辞退する |
どちらの対応を選ぶ場合も、訃報の連絡時に方針を伝えておきましょう。
気持ちは受け取りつつ、スペースに合った形で対応するという考え方が、自宅葬の供花選びには向いています。
また、参列者の立場で供花を持参する場合は、自宅のスペースに合わせたコンパクトなアレンジメントを葬儀社に相談してみましょう。
近隣への挨拶|葬儀の前後に一言伝える
自宅で家族葬を行う場合、近隣への挨拶は葬儀の前後2回が基本です。
| タイミング | 伝える内容 |
|---|---|
| 事前 | 〇日に自宅で家族葬を行うこと |
| 事後 | 人や車の出入りで迷惑をかけたお詫び、無事に終えた報告 |
伝え方は、玄関先での口頭でも、簡単な案内文をポストに入れる方法でも問題ありません。
大げさな挨拶は不要で、一言伝わるだけで近隣の安心感が変わります。
また、参列者用の駐車スペースが確保できない場合は、近くのコインパーキングなどを案内しておくと、トラブルの防止につながります。
自宅葬の場合、葬儀社にどこまで対応してもらえる?
葬儀の準備の大半は、葬儀社が対応してくれます。
安置や棺・祭壇の手配、火葬場の予約といった一連の流れは、葬儀社が一通り進めてくれるため、家族がゼロから手配する必要はありません。
一方で、自宅という私的な空間を使う以上、家族が担う場面も出てきます。
【葬儀社と家族、それぞれの役割】
| 担当 | 主な内容 |
|---|---|
| 葬儀社が対応する範囲 | 安置、棺・祭壇の手配、火葬場の予約 |
| 家族が担うことが多い範囲 | 家具の移動、設営場所の調整 |
当日は、喪主が僧侶への挨拶や香典対応を担う場面もありますが、設営や進行そのものは葬儀社スタッフがサポートしてくれます。
「全部自分でやらなければ」と気負いすぎず、できることとお願いすることを事前に分けておくと、当日の負担を抑えられます。
自宅葬を実施できる葬儀社の選び方
葬儀社のサイトに「自宅葬対応」と書かれていても、対応範囲は各社で異なります。
公式サイトの記載だけで判断せず、実際に問い合わせて確認しておくことが大切です。
選ぶ際にチェックしたいポイントは3つあります。
【自宅葬に対応できる葬儀社を選ぶポイント】
- 自宅葬の実績が豊富かどうか
- 近隣への配慮について具体的な提案をしてくれるか
- 搬入経路や設営について、無料で下見をしてくれるか
できれば余裕のあるうちに事前相談をしておくと、いざという時に慌てずに済みます。
北海道で自宅葬を検討するなら「コープの家族葬」
コープの家族葬では、ご自宅でゆっくりとお別れができる「自宅葬プラン」を用意しています。
住み慣れた自宅で、会場費をかけずに家族葬を行えるプランです。
自宅の間取りや駐車場の状況など、住宅ごとの事情に合わせた相談ができるのも特徴です。
北海道・札幌市を中心に対応している地域密着の葬儀社のため、地域特有の慣習や火葬場の事情にも詳しいスタッフが対応します。
「自宅でできるか分からない」「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも、気軽にご相談ください。
【Q&A】自宅で行う家族葬に関するよくある質問
自宅で行う家族葬について、よくある質問にお答えします。
- Q.家族葬を自宅で行う場合、費用はいくらですか?
- Q.家族だけで自宅葬を執り行うことは可能ですか?
- Q.家族葬で行うと言われたら、参列しないほうがいいですか?
- Q.自宅での家族葬だと最安値で執り行えますか?
- Q.家族葬は喪服じゃないとダメですか?
ひとつずつ見ていきましょう。
Q.家族葬を自宅で行う場合、費用はいくらですか?
A.コープの家族葬が業務提携しているコープの家族葬ウィズハウスの実績では、費用の平均は約65万円です。
50〜80万円の価格帯で行われるケースが多く、60〜70万円台が最多となっています。
ただし、参列人数や祭壇の規模によって金額は変動するため、目安として参考にしてみてください。
詳しくは本記事の「自宅葬の費用相場は50〜80万円程度(コープの家族葬ウィズハウス実績)」をご参照ください。
※2026年1〜6月までの実績です。
Q.家族だけで自宅葬を執り行うことは可能ですか?
A.条件が整っていれば、家族だけで自宅葬を執り行うことは可能です。
必要な条件は3つあります。
【自宅葬に必要な条件】
- 棺が通る搬入経路
- 祭壇を置けるスペース
- 参列者が座れる広さ
ただし、住宅の形式によって条件が若干異なります。詳しくは本記事の「自宅で家族葬は可能|ただし条件あり」を参考にしてみてください。
Q.家族葬で行うと言われたら、参列しないほうがいいですか?
A.遺族から案内状や直接の連絡がない場合は、参列や弔問を控えるのがマナーです。
家族葬は参列者を限定する葬儀のため、案内のない参列はかえって遺族の負担になることがあります。
迷う場合は、香典や供花を送るかどうかも含めて、遺族や共通の知人に確認してみましょう。
「行く・行かない」で迷ったときは、案内されているかどうかで判断するとシンプルです。
Q.自宅での家族葬だと最安値で執り行えますか?
A.自宅での家族葬よりも費用を抑えられるのは「直葬(火葬式)」と呼ばれる形式です。
通夜や告別式を行わず、安置後に火葬のみを行うスタイルのため、自宅で行う家族葬と比べても、さらに費用を抑えられる傾向にあります。
最安値を重視する場合は、自宅葬と合わせて直葬という選択肢も検討してみましょう。
Q.家族葬は喪服じゃないとダメですか?
A.必ずしも正喪服を着用する必要はありませんが、特に案内がなければ準喪服を着用するのが基本です。
遺族から「平服でお越しください」という案内があった場合は、ダークグレーや紺などの略喪服でも問題ありません。
まとめ:自宅での家族葬は環境が整っていれば執り行える
自宅で家族葬を行うには、スペースの確保・近隣への配慮・葬儀社選びの3点が大切です。
特に大切なのがスペースの確保で、棺の搬入経路や祭壇の設置場所といった物理的な条件を満たしているかが最低条件となります。
加えて、近隣への一言の挨拶や、実績のある葬儀社選びも、悔いのない葬儀を行うために重要です。
「住み慣れた自宅で家族を見送りたい」という想いは、この3点さえ揃えば実現できます。
| 『コープの家族葬』ウィズハウスでは、自宅での葬儀にも対応しています。 過ごし慣れた場所でゆっくりお別れをしたい方や、経済的な負担を軽くしたい方に選ばれております。 無料の事前相談も受け付けているため、気軽にご相談ください。 |
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