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【葬儀マナー】香典のお礼はどう伝える?手紙・メール・電話でのマナーを解説

​​「葬儀でいただいた香典のお礼はどうしたらいい?」
「金額はどのくらいが適切?」
「お礼状はどう書けばいい?」

 

香典への対応に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

 

葬儀に関するマナーは多岐にわたります。初めての喪主を務める場合、戸惑ってしまうことも少なくありません。

 

本記事では、香典のお礼に関する基本的なマナーから、具体的な方法や注意点までを解説します。

 

香典へのお礼に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

・香典へのお礼を伝える方法

・香典返しの金額相場

・香典返しで送る品物

・香典のお礼に関する注意点・マナー

・香典の御礼の例文

 

葬儀でいただいた香典へのお礼の基本

香典への御礼の基本

香典とは、葬儀に参列いただいた方がご遺族への支援として贈る金品です。

 

いただいた香典に対しては、感謝の気持ちを示すことが礼儀とされています。

 

本記事では、香典返しの基本的な内容を解説します。

 

  • 香典へは香典返しをお渡しする
  • 香典返しの金額相場
  • 香典へのお礼を伝える方法
  • 香典返しで送る品物
  • 香典返しを送るタイミング

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

香典へは香典返しをお渡しする

香典返しは、いただいた香典に対するお礼として贈るものです。

 

香典返しの種類は、即日返しと後日返しの2つがあります。

 

  • 即日返し:葬儀当日にお礼をする
  • 後日返し:忌明け後にお礼をする

 

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

即日返し:葬儀当日にお礼をする

葬儀当日にお礼を渡す方法を、即日返しといいます。

 

即日返しであっても、高額な香典をいただいた場合は、後日改めてお礼品を送ることがあります。

 

北海道では、即日返しが主流の方法です。ただし、地域によっては、多少の違いがある場合もあります。

 

後日返し:忌明け後にお礼をする

忌明け後にお礼を渡す方法を、後日返しといいます。全国的に主流な方法です。

 

後日返しの場合、お礼の品物と一緒にお礼状を添えるのが一般的です。

 

ただし、企業や個人の方針により香典返しを辞退される場合もあります。

 

その際は、電話やお礼状で感謝の気持ちを伝えましょう。

 

本記事では、全国的に主流である後日返しをメインに解説していきます。

 

香典返しの金額相場

香典返しの費用は、一般的にいただいた香典の3分の1〜半額程度が相場とされています。

 

高額な香典の場合は、3分の1〜4分の1程度でも問題はありません。

 

香典はあくまで相互扶助の考えに基づく金銭であり、必ずしも半返しでなくてよいのです。

 

北海道で主流の即日返しの場合、金額に関わらず一律で千円〜2千円で用意します。

 

ただし、高額な香典をいただいたときは、後日1/3〜半額程度の香典返しを渡す場合もあります。

 

香典へのお礼を伝える方法

香典へのお礼は、直接・電話・お礼状・メールなど、さまざまな方法があります。

 

香典へのお礼を伝える方法
直接 本来のお礼の方法です。香典をいただいた方に直接会い、感謝の気持ちを伝えます。
電話 直接会うのが難しい場合や、遠方に住んでいる方へのお礼は、電話で伝える場合もあります。直接の次に丁寧な方法です。
お礼状 近年の主流な方法です。お礼状と共に香典返しを郵送するのが一般的です。
メール 略式でのお礼の方法です。マナー違反ではありませんが、相手を選びます。

 

近年は、お礼状と共に香典返しを郵送するのがメジャーですが、その他のお礼の方法をとっても問題ありません。

香典返しで送る品物

香典返しでは、形が残らない「消え物」を選ぶのが一般的です。

 

<香典返しの代表的な品物>

・食品
・タオル
・洗剤など

 

消えものには「不幸を消滅させる」のような意味合いがあります。

 

近年では、カタログギフトが人気を集めています。

 

カタログギフトは、相手の欲しい品物が選べるため、贈る側も贈られる側も嬉しい贈り物です。

 

予算を決めるだけで贈れる手軽さも魅力です。

 

【関連記事】

香典返しには何を返すべき?適切な品物・費用相場・送るタイミングを解説

 

香典返しを送るタイミング

香典返しは、忌明け法要後〜1ヶ月以内が目安です。可能であれば、2週間以内に送るのが理想です。

 

「忌明け」の時期は宗教によって異なるため間違えないように注意しましょう。

 

宗教別の忌明けのタイミング
仏教 49日目
神道 50日目
キリスト教カトリック 30日目
キリスト教プロテスタント 1ヶ月後

 

香典のお礼に関する注意点・マナー

香典のお礼に関する注意点・マナー

香典返しには、必ずお礼状を添えます。

 

お礼状は、香典をいただいた方々への感謝の気持ちと、無事に葬儀を終えたことを報告するためのものです。

 

昔は直接会って口頭でお礼を伝えることが一般的でしたが、現在は配送が主流となり、お礼状で感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。

 

本章では、お礼状に関する基本的なマナーを解説します。

 

  • 封筒は一重のものを用意する
  • 季節の挨拶は使わない
  • 句読点は使わない
  • 忌み言葉の使用に気をつける
  • 宗教・宗派に配慮する

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

封筒は一重のものを用意する

用紙は1枚のみを使用し、封筒は一重の無地の白封筒を選びましょう。

 

不祝儀が重なることを連想させるため、避けるべきとされているためです。

 

なお、お礼状に使用する用紙は、伝統的には奉書紙が一般的です。

 

しかし、最近でははがきタイプのカード用紙も多く利用されています。

 

香典返しを購入した際に、業者が用意してくれる場合もあります。

 

季節の挨拶は使わない

お礼状では、時候の挨拶は不要です。

 

時候の挨拶とは「厳寒の候」「晩夏の候」のように時候の状況に合わせて用いる定型的な表現です。

 

お礼状では主題を明確にするのが大切とされているため、時候の挨拶はなくても問題ありません。

 

句読点は使わない

香典へのお礼状では、句読点を使用しません。句読点を使わない理由は、以下のとおりです。

 

  • 句読点は文章の流れを区切るもののため、法事の円滑な進行を願って使用しない
  • 縦書きの手紙では伝統的に句読点を使用しないという慣習に則って
  • 句読点は読み方の補助であるため、読み方がわかる相手に対して句読点を使うのは失礼だと考えられていたため

 

句読点を使わない理由は、諸説ありますが、「使わないのがマナー」と覚えておけば問題ありません。

 

忌み言葉の使用に気をつける

お礼状に忌み言葉を使用するのは避けましょう。

 

忌み言葉とは、不幸の連続を連想させる言葉や、不吉な意味を連想させる言葉をいいます。

 

「くれぐれ」「たびたび」などの重ね言葉や、「再度」「続く」などの繰り返しの言葉が該当します。

 

数字の4や9も死・苦を連想させる忌み言葉です。

 

お礼状だけでなく、弔事の場では避けるべきと言われています。

 

【関連記事】

注意!葬儀で控えるべき「忌み言葉」の一覧と言い換え方を解説

 

宗教・宗派に配慮する

宗教・宗派・地域によって忌明けの呼び方は異なります。

 

忌明けの呼び方
仏教 忌明け法要・四十九日法要
神道 五十日祭
キリスト教カトリック 追悼ミサ
キリスト教プロテスタント 記念式

 

西日本エリアでは満中陰法要という地域もあります。

 

香典のお礼状の書き方

香典のお礼状の書き方

お礼状には、大きく分けて2つの種類があります。

 

奉書 昔ながらの和紙に手書きするタイプです。

格式が高く、丁寧な印象を与えられます。

カード ハガキサイズや二つ折りのカードがあります。

あらかじめ印刷されたものが一般的ですが、自分で書き込んでも問題はありません。

 

近年は、カードタイプが主流です。

 

本章では、香典のお礼状の書き方について解説します。

 

  • お礼状の内容
  • お礼状の例文集

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

お礼状の内容

お礼状には、以下の内容を含めるようにしましょう。

 

  • 参列者や香典へのお礼
  • 四十九日法要が済んだ報告
  • 生前のお付き合いへの感謝
  • 香典返しの品を送った旨
  • 略儀で済ませるお詫び
  • 日付、差出人の名前

 

上記の内容をふまえ、次項ではお礼状の例文を紹介します。

 

お礼状の例文集

仏教・神道・キリスト教の場合のお礼状の例文をそれぞれ紹介します。

 

<仏式の例文>

仏式の例文

 

<神式の例文>

神式の例文

 

<キリスト教式の例文>

神式の例文

香典のお礼をメールでする場合

香典のお礼をメールで伝える方法もあります。

 

しかし、本来は直接または電話や手紙で伝えるのがマナーのため、あまり推奨されている方法ではありません。

 

メールで送る際は、目上の方を避け、親しい間柄に留めましょう。

 

また、会社関係者から連名でいただいた場合は、メールでお礼を伝えても問題はないとされています。

 

本章では、メールでのお礼の書き方や例文を解説します。

 

  • メールでのお礼の書き方
  • メールでのお礼の例文集

 

なお、相手方が香典返しを辞退された場合は、お礼状を送付できないためメールで葬儀終了の連絡と香典お礼を伝えるのも方法のひとつです。

 

【関連記事】

葬儀が無事に終わったとメールで報告する際の例文・マナー・注意点

 

メールでのお礼の書き方

メールでのお礼をする場合、件名は「香典の御礼」のように明記し、一目で内容が分かるようにします。

 

記載する内容は、以下のとおりです。

 

  • 香典をいただいたことへのお礼
  • 略式のメールで伝えることへのお詫び
  • 返信不要の旨

 

メールを用いる場合、取り急ぎお礼を伝え、後日改めてお礼状と香典返しを用意する方法もあります。

 

メールでのお礼の例文集

メールでお礼を伝える際の文例は、以下のとおりです。

 

<親戚や友人宛>

 

<会社関係者宛>

香典のお礼を電話でする場合

香典を郵送で受け取った場合、電話でお礼を伝えても問題はありません。

 

電話で伝えてあげると、送り主も無事に到着したと安心できます。

 

また、葬儀で直接お礼を言えなかった場合にも、電話で感謝の気持ちを伝えてよいとされています。

 

しかし、電話でお礼を済ますのはマナー違反です。

 

香典返しを送る際には改めてお礼状を添え、感謝を伝えましょう。

 

本章では、電話でお礼を伝える方法や文例を解説します。

 

  • 電話でのお礼の伝え方
  • 電話でのお礼の例文集

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

電話でのお礼の伝え方

電話でお礼を伝える際は、遅くとも葬儀の翌日までには連絡するようにしましょう。

 

伝える内容は以下のとおりです。

 

  • 香典への感謝
  • 葬儀が無事に済んだ旨
  • 本当は直接会って感謝したい気持ち

 

上記を踏まえた例文は、以降で解説します。

 

電話でのお礼の例文集

電話で香典へのお礼を伝える際の文例は、以下のとおりです。

 

 

葬儀当日のお礼のマナー

葬儀当日のお礼のマナー

葬儀に参列された方々へのお礼の方法や作法を解説します。

 

  • 受付で香典を受け取ったときの受け答え
  • 受付での香典の受け取り方

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

受付で香典を受け取ったときの受け答え

受付にて香典を受け取った場合は、参列者への挨拶・お悔やみ言葉への返答・香典を受け取った際の受け答えが必要です。

 

文例は、以下のとおりです。

 

  • 挨拶:「本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます」
  • お悔やみの言葉への返答:「恐れ入ります」
  • 香典への受け答え:「お預かります」「頂戴いたします」

 

長々とした挨拶は必要ありません。簡潔にお礼を述べましょう。

 

受付での香典の受け取り方

香典を受け取る際は、一礼をしながら両手で香典を受け取りましょう。

 

片手で受け取ることはマナー違反となるため、忙がしくても慌てず、丁寧に対応するのが大切です。

 

【関連記事】

【例文付き】葬儀の受付で何を言えばいい?挨拶のマナーや注意点を解説

 

【Q&A】葬儀の香典へのお礼に関してよくある質問

【Q&A】葬儀の香典へのお礼に関してよくある質問

葬儀の香典に関してよくある質問をまとめました。

 

Q.会葬御礼と香典返しの違いはなんですか?

Q.香典返しを受け取ったらお礼は必要ですか?

 

ひとつずつ回答します。

 

Q.会葬御礼と香典返しの違いはなんですか?

A.会葬御礼は参列へのお礼、香典返しは香典へのお礼です。

 

札幌では、香典返しと会葬御礼の両方を贈るケースもみられます。

 

会葬御礼には、即日返しと同様の品物を選ぶのが一般的です。

 

Q.香典返しを受け取ったらお礼は必要ですか?

A.香典返しへのお礼は必要ありません。

 

お礼を重ねることになり、不幸の連続を連想させ、失礼に当たるとされています。

 

お礼の代わりに、香典返しが届いた旨を報告してあげるとよいでしょう。

 

まとめ:香典へのお礼は香典返しとお礼状で伝える

香典をいただいた際には、お礼の気持ちを込めて香典返しを贈るのがマナーです。

 

香典返しと一緒に送るお礼状の用意も忘れないようにしましょう。

 

北海道では葬儀当日にお返しする即日返しが一般的ですが、高額な香典をいただいた場合は、後日返しで対応します。

 

コープの家族葬では、香典返しやお礼状の作成に関するサポートも行っています。

経験豊富なスタッフが対応し、喪主様の感謝の気持ちを伝えられるようお手伝いします。

香典へのお礼についてお悩みの方は、ぜひコープの家族葬へご相談ください。

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