一日葬の費用は50〜100万円|安く抑えるポイントや注意点を解説

「一日葬にはどれくらい費用がかかる?」
「一般葬や家族葬と比べて、本当に安くなるのか知りたい」
一日葬は、一般的な葬儀と比較して、お通夜を省いた分の費用を抑えられるとされています。
しかし、単に費用の安さだけで選んでしまうと、結果的に持ち出しが多くなるケースも少なくありません。
一日葬を選ぶ際は、何にどれだけの費用が発生するのかを知っておくのが大切です。
本記事では、一日葬にかかる費用や、金額を抑えるポイントを解説します。
一日葬を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
|
<この記事でわかること> ・一日葬の費用と内訳 |
一日葬の相場は50〜100万円

一日葬とは、お通夜を行わず、告別式から火葬までを1日で執り行う葬儀の形式です。
| 葬儀形式 | 費用 |
|---|---|
| 一般葬 | 100〜150万円 |
| 家族葬 | 50〜150万円 |
| 一日葬 | 50〜100万円 |
| 直葬(火葬式) | 10〜30万円 |
一日葬の費用は、おおよそ50〜100万円ほどとなっています。平均の総額は80万円ほどです。
一日葬を選ぶ方は年々増えており、葬儀全体の10%を占めているという情報もあります。
一日葬が選ばれるようになった主な理由は以下のとおりです。
- お通夜がなく1日で葬儀が終了するため、身体的な負担が少ない
- お通夜にかかる費用を削減できるため、費用が安く済む場合がある
一般葬や家族葬よりは安く済む傾向にありますが、告別式で利用する斎場の利用料や火葬の費用といった必ずかかるお金は削れません。
また、必ずしも一般葬や家族葬よりも安くなるとは限らない点にも注意が必要です。
詳しくは、本記事の『一日葬で後悔しないための注意点』でを参考にしてみてください。
一日葬の葬儀費用の内訳

一日葬にかかる費用は、大きく分けて4つのグループに分類できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 葬儀そのものにかかる費用 | 搬送・安置・祭壇・お棺など |
| 斎場・火葬場の利用料 | 斎場・火葬場などの施設へ支払う金額 |
| おもてなしの費用 | 精進落としや返礼品など |
| 僧侶へのお布施 | お布施・戒名料・お車代など |
それぞれの内容や、金額を抑えられるポイントを解説します。
葬儀そのものにかかる費用
家やお花を飾る祭壇や、ご遺体を収めるための棺など、葬儀に必要な最低限の項目です。
総額は50~100万円ほどとなっています。主な内訳は以下のとおりです。
| 項目 | 詳細 | 費用 |
|---|---|---|
| 搬送 | 病院からご遺体の安置所まで搬送するための費用 | 葬儀社によって異なる |
| 安置 | ご遺体の安置に必要なドライアイスの費用 | 1〜2万円前後/1日 |
| 祭壇 | 式場を飾る祭壇や生花の費用 | 10万円〜 |
| 棺 | 故人を収める棺の費用 | 3万円〜 |
| 仏衣・備品 | 故人が着る衣装・仮位牌・受付用品などの小物代 | 1.5〜5万円 |
| 人件費 | 司会者や進行スタッフ・役所の手続き代行料 | 葬儀社によって異なる |
※『コープの家族葬』の「一日葬プラン」には、上記の項目がすべて含まれています。
お通夜がなくても設営の内容は変わらないため、葬儀そのものにかかる費用は、思ったよりも安くならないかもしれません。
なお、多くの葬儀社では上記の項目が「一日葬パック」のなかに含まれていますが、実際に葬儀を依頼する葬儀社のプランに含まれているかどうか、事前に確認することが大切です。
また、祭壇の大きさや棺をグレードアップすれば、それだけ追加の費用がかかります。
祭壇や棺のグレードをあまり高くせず、葬儀社のパック内におさめれば費用がかさむ心配がありません。
斎場・火葬場の利用料
斎場(葬儀会場)と火葬場を利用するための料金は、住んでいる地域や選ぶ施設によって変わります。それぞれの費用の平均は以下のとおりです。
| 項目 | 費用(平均) |
|---|---|
| 火葬場 | 無料の地域:0円 有料の地域:数千円〜数万円 |
| 斎場 | 公営斎場:5万円〜 民営斎場:10万円〜 |
費用を抑えるなら、自治体が運営している「公営の施設」を優先して選ぶのがコツです。
民間の施設はサービスが手厚い分、利用料が10万円を超えるなど高くなる傾向があります。
| 【北海道・札幌市の斎場について】
札幌市の場合、公営斎場での葬儀が執り行えないため、民営の斎場を使用するのが一般的です。 |
| 【北海道・札幌市の火葬費用について】
いままでは札幌市民であれば火葬料金は無料でしたが札幌市火葬場条例の一部改正に伴う火葬場使用料の改定によって、2026年4月より有料化されました。 札幌市民は1万6千円、市民以外の方は5万4千円が必要です。(※) ただし、市区町村から支給される「葬祭費」や、健康保険組合からの「埋葬料」によって、火葬費用をある程度補填できます。 詳しくは、本記事の「方法②:自治体や団体の葬祭費・埋葬料を申請する」を参考にしてみてください。 |
参考:札幌市「札幌市火葬場条例の一部改正に伴う火葬場使用料の改定について」
おもてなしの費用
参列者に振る舞う食事や、返礼品の費用です。一日葬は通夜がなく、参列者も少ないため、おもてなしにかかる平均費用は一般葬よりも安価になります。
おもてなしの費用の詳細は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 飲食費 | 精進落としと呼ばれる食事の費用です。近年はお弁当を持ち帰ってもらうケースが多く見られます。 | 3千円〜1万円/1人 |
| 返礼品 | 香典へのお返しとして用意します。 | 1〜3千円/1人 |
参列者を親しい人だけに絞る場合は、おもてなしにかける費用を抑えられます。
また「家族だけだから会食はしない」という選択をすれば、さらに費用を削ることも可能です。
ただし、おもてなしの費用を削る目的で参列者を少人数にすると、葬儀後に自宅へお参りに来る方が増え、結局お返しの対応に追われる場合もあります。
そのため、故人とお別れすべき方々が参列でき、参列者が不快な思いをしない程度のバランスを見ながら内容を決めましょう。
会食を省けば、この項目を10万円以下に抑えることも可能です。香典収入とのバランスを見ながら、内容を決めましょう。
僧侶へのお布施
一日葬で僧侶にお経をあげてもらう場合、お布施の用意も必要です。
相場は10〜30万円ほどで、平均して20万円前後を包むケースが多く見られます。
お通夜がない分、2日に分けてお経をあげてもらう一般葬や家族葬よりは安くなる傾向です。
お布施に含まれる主な金額は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 読経料 | 告別式や還骨法要での読経に対するお礼 |
| 戒名料 | 故人に戒名を授けてもらうための費用 |
| お車代 | 寺院から会場へ来てもらうための交通費 |
| 御膳料 | 僧侶が会食に参加しない場合に渡す食事代 |
戒名の位・宗派・地域によっては、相場の10〜30万円を上回る場合があります。
金額について不安な方は、あらかじめ菩提寺に聞いておきましょう。
なお、菩提寺がない場合は、僧侶を派遣するサービスを利用してお経をあげてもらう方法があります。
『コープの家族葬』でも、3万5千円〜利用できる「寺院紹介サービス」があります。気になる方は、気軽にお近くの『コープの家族葬』へ聞いてみてください。
| 【関連記事】 【これで安心】葬儀でのお布施の書き方・相場・渡し方をわかりやすく解説 家族葬で戒名は必要?つけるかどうかを決める4つの判断ポイントと費用 |
一日葬の葬儀費用を抑える方法

一日葬の葬儀費用は、事前準備や給付金の申請などで、数万円ほど抑えられる可能性があります。
- 方法①:事前相談や資料請求での割引を利用する
- 方法②:自治体や団体の葬祭費・埋葬料を申請する
それぞれの方法を見ていきましょう。
方法①:事前相談や資料請求での割引を利用する
生前に事前相談や資料請求などで割引の特典を得ておく方法です。
事前相談・資料請求・無料の会員登録などをした方に向けて、葬儀費用の割引を用意している葬儀社があり、葬儀費用を抑えられます。
事前相談は、決して葬儀を急かすものではありません。
費用を抑えるだけでなく、「もしもの時に信頼できる葬儀社に連絡できる」という安心感を得ることができます。
資料を取り寄せるだけなら無料のため、まずは気になる葬儀社のパンフレットを手元に置いてみてはいかがでしょうか。
方法②:自治体や団体の葬祭費・埋葬料を申請する
健康保険に加入していた方は、葬儀に際して給付金が得られる制度があります。内容は以下のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 国民健康保険(国保) | 市区町村から「葬祭費」として3〜7万円支給 |
| 後期高齢者医療制度 | 75歳以上の方も、自治体から「葬祭費」が支給 |
| 社会保険(協会けんぽ等) | 勤務先の健康保険から「埋葬料」が5万円支給 |
札幌市の場合は3万円、東京都23区なら多くが7万円です。
申請の期限は、葬儀を行った日の翌日から2年間と決まっています。
手続きには、葬儀の領収書や会葬礼状、振込先の口座情報などが必要です。
葬儀後の忙しさで忘れてしまいそうになりますが、必ず申請しましょう。
| 【北海道・札幌市の葬祭費について】
札幌市は、葬祭費として3万円支給されます。そのほかの地域も、おおむね3万円となっています。 |
| 【関連記事】 葬儀でもらえる給付金の申請方法とは?種類や金額と対象条件について |
参考:
札幌市「死亡したとき(葬祭費)」
協会けんぽ「ご本人・ご家族が亡くなったとき」
一日葬の流れ

一日葬は「1日だけの葬儀」と言われていますが、実際は亡くなってから火葬まで実質2日間で行います。
日本の法律によって、亡くなってから24時間以内に火葬をしてはいけないと決まっているためです。
亡くなられてから葬儀が終了するまでの流れは、以下のとおりです。

亡くなられた日の「葬儀の打ち合わせ」と「火葬場の予約」は、ほぼ同時に進行します。納棺は亡くなられた日に行う場合もあります。
葬儀当日は、午前中から準備を始め、夕方前に解散となる流れが多く見られます。
「いつに何を決めなければならないのか」を知っておくと、いざというときに落ち着いて葬儀の内容を判断できます。
| 【関連記事】 一日葬の流れをタイムスケジュールで解説|マナーや注意ポイントも紹介介 |
一日葬を選ぶメリット

一日葬のメリットは、お金・体力の2つにゆとりを持てる点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用を抑えられる | 一般葬や家族葬よりも費用が抑えられる傾向がある |
| 体力面が楽になる | 1日で葬儀が終了するため、身体的な負担が軽くなる |
「しっかりと見送りたいが、仕事が忙しくて時間が取れない」といった方には向いている葬儀形式です。
また、参列者に高齢の方が多く、2日にわたる葬儀が難しい場合にも、よく選ばれています。
ただし「費用を抑えられる」としましたが、香典の収入が減る分、持ち出しが増えるリスクも覚えておきましょう。
一日葬で後悔しないための注意点

一日葬は、安さだけで選ぶと、金銭面・人間関係・菩提寺とのトラブルに発展する可能性があります。
一日葬を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 必ずしも一般的な葬儀より安くなるわけではない
- 香典による葬儀費用の補填が難しい場合がある
- 菩提寺に一日葬でいいか相談しておく
- 親族へあらかじめ了承を得ておく
それぞれの注意点について見ていきましょう。
必ずしも一般的な葬儀より安くなるわけではない
一日葬の費用は、50~100万円ほどで、通常の2日間の葬儀よりは安くなる傾向があります。
しかし、単純に「2日分が1日分になるから半額になる」というわけではありません。
祭壇・棺・霊柩車の代金などは、1日であっても同じようにかかるためです。
安さだけを目当てにするのではなく、あくまで「家族や親族の負担を減らすための選択」として考えることをおすすめします。
香典による葬儀費用の補填が難しい場合がある
一日葬は参列する人数を絞るケースが多いため、頂くお香典の総額も少なくなります。
そのため、一般的な葬儀に比べて、香典による葬儀費用の補填が期待できません。
最終的に自分たちが支払う持ち出し分が増えてしまう可能性があります。
また、香典返しの手間を考えて香典を辞退する場合は、全ての費用を自分たちで用意しなければなりません。
一日葬をする場合は、事前に葬儀社と収支の相談をして、無理のない予算を立てておきましょう。
|
『コープの家族葬』では、無料の事前相談が可能です。 相談したからといって必ず契約する必要はありません。 一日葬の具体的な費用や雰囲気を知りたい方は、気軽にご相談ください。 |
菩提寺に一日葬でいいか相談しておく
先祖代々のお墓がある寺院には、必ず一日葬を行う許可を得ておきましょう。
仏教において、通夜は大切な儀式であり、通夜を省く一日葬を認めていない寺院もあるためです。
もしも、相談せずに一日葬を決めてしまった場合、以下のトラブルに発展する可能性があります。
- 納骨を拒否される
- 戒名を授かれない
- 葬儀に対応してもらえない
事前に「高齢者が多い」「どうしても時間がとれない」などの事情を話せば、理解を得られる可能性が高いです。
長く良好な関係を守るためにも、先に菩提寺へ相談しておきましょう。
親族へあらかじめ了承を得ておく
年配の親族にも、まえもって一日葬で行う旨と、その理由を伝えておきましょう。
昔からの「葬儀やお通夜からするもの」という慣習を大切にしている方にとって、一日葬は手抜きのように映る可能性があるためです。
合意がないまま進めると「あんなに質素にするなんて」のような不満が聞かれる可能性があります。
あらかじめ「なぜ一日葬を選んだのか」を丁寧に説明し、納得してもらったうえで進めるのが大切です。
【Q&A】一日葬の費用に関するよくある質問

一日葬の費用に関してよくある質問をまとめました。
- Q.一番お金のかからない形式は一日葬ですか?
- Q.葬儀費用は誰が払うのが一般的ですか?
ひとつずつ回答します。
Q.一番お金のかからない形式は一日葬ですか?
A.一番お金がかからないのは「火葬式」や「直葬」と呼ばれる形式です。
いずれも宗教的な儀礼を省き、火葬だけを執り行う形式で、相場は10〜30万円ほどとなっています。
安さを最優先するなら「火葬式」や「直葬」、費用とお別れのバランスをとるなら「一日葬」がおすすめです。
Q.葬儀費用は誰が払うのが一般的ですか?
A.法律上の決まりはありませんが、一般的には喪主が支払います。葬儀社との契約者が喪主であり、請求書も喪主宛になるためです。
ただし、最終的な支払いの元手には、さまざまな選択肢があります。代表的な例は以下のとおりです。
- 故人の預貯金や死亡保険金を葬儀費用にあてる
- 配偶者・子供・兄弟姉妹で費用を出し合う
支払い期限は葬儀社によって異なりますが、ほとんどの場合は、葬儀後から1週間以内を目安としています。
『コープの家族葬』では一日葬でも手厚い葬送が可能

『コープの家族葬』では、一日葬でも心のこもったお見送りができるような内容を用意しています。
葬儀費用は54万円〜(組合員は43万円〜)で、以下の内容がセットに含まれています。

無理な契約のうながしはせず、お客様の予算や希望に沿って柔軟に対応可能です。
北海道で葬儀を執り行う方は、気軽に『コープの家族葬』へご相談ください。
まとめ:一日葬の費用は50〜100万円が相場
一日葬の費用は50~100万円で、お布施によって多少は相場より高額になる可能性があります。
2日かけて行う一般葬や家族葬よりは、葬儀費用を抑えられる傾向にあります。
しかし、参列者が少人数になりやすいため、香典からの収益が見込めず、結果的に持ち出しが多くなる可能性も少なくありません。
「単に安いから」というだけで一日葬を選んでしまうと、かえって高くつくケースもあるため、さまざまなプランと比較して決めるのがおすすめです。
| 『コープの家族葬』では、一日葬だけでなく、さまざまな形式のプランをご用意しています。
住み慣れたご自宅でお見送りする「自宅葬プラン」や、少人数での「家族葬プラン」など、希望の内容で対応可能です。 費用のご相談や式場の見学は無料のため、気軽にお問い合わせ下さい。 ※タイミングによっては見学ができない場合もございます。 |
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