遺影の背景はどう選ぶ?失敗しない色・柄・背景の選び方を解説

「遺影の背景は何色を選べばいい?」
「明るい色や派手な柄を選んでもマナー違反にならない?」
遺影の背景に宗教的な決まりはないため、ご本人やご家族が自由に選んでも問題ありません。
ひと昔前であれば白やグレーが一般的でしたが、最近は様々な色・柄・風景から自由に選択できます。
しかし、選択肢が増えたために「何を選べばいいかわからない」という方も少なくありません。
本記事では、遺影の背景の選び方や、背景を変える方法を解説しています。のちのち後悔しないためにも、参考にしてみてください。
|
<この記事でわかること> 遺影の背景色の選び方 |
近年の遺影は背景を自由に決められる

近年の遺影写真は背景選びの自由度が高くなっており、ご遺族や故人の意向に合わせて、色や柄を好きなものに変更できるようになりました。
背景の選択肢が広がった理由は、写真加工技術の向上や、故人の個性を重要視した葬儀内容へと変化してきたことなどが挙げられます。
なかでも大きな理由は、遺影写真そのものが白黒からカラーへと変化したためとされています。
遺影写真がまだ白黒だった時代は、必然的に背景も白やグレーが一般的でした。
しかし現在はカラー写真が当たり前になったため、背景色もさまざまな色・柄・風景から選べるように変化しました。
そのため、ピンクやイエローなどの明るい色を選ぶ方も少なくありません。
遺影の背景色の種類・選び方

本章では、近年の遺影の背景色として代表的な色の種類と選ぶ基準を紹介します。
- 【ブルー系】遺影の背景色の定番
- 【グレー系】昔ながらの背景色
- 【ホワイト系】故人のお顔が映える
- 【ピンク系】笑顔の写真にぴったり
- 【パープル系】上品な印象になる
なお、以降で解説する内容は、あくまでも一つの基準であり、絶対的な決まりではありません。
背景色を決める参考程度にしていただけると幸いです。
【ブルー系】遺影の定番カラー

ブルー系は、現代における遺影の背景色の定番と言ってもよいほど、多くのご家庭に選ばれています。
青空を連想させる爽やかさがあり、男女問わずどんな服装にも合わせやすいのが人気の理由のひとつです。
また、青色は日本人の肌色と補色(反対色)の関係にあるため、お顔を引き立たせる効果もあります。
ほかにも、遺影のお衣装として着用することの多いスーツや和装との相性が良いのも、多くの方に選ばれるポイントです。
背景色にこだわりがない場合や、何色にすればいいか迷っている方はブルー系を検討してみるとよいでしょう。
【グレー系】昔ながらの背景色

グレー系の背景は、ブルー系と同じくらいよく選ばれています。
かつての白黒写真時代の遺影イメージとも重なり、年配の方からも受け入れられやすい色となっています。
スーツや和装はもちろん、明るい色の平服など、どのような服装にも合わせやすいのが特徴です。
落ち着いた印象の遺影にしたい方は、グレー系の背景を検討してみることをおすすめします。
【ホワイト系】故人のお顔が映える

故人様のお顔をぱっと明るく見せたい場合は、ホワイト系が適しています。
ただし、真っ白すぎるとお顔だけが浮いてしまう可能性があるため、わずかにクリームがかった白やオフホワイトがおすすめです。
また、白には「清潔」や「清らか」といったイメージを連想させたり、柔らかく温かみのある印象を与える効果もあります。
【ピンク系】優しい印象になる

笑顔の写真や、優しい人柄を表現するのにぴったりなのが、ピンク系の背景です。
穏やかで温かな印象の色であるため、特に女性の方によく選ばれています。
また、故人の服装が黒や紺などの暗い色だったとしても、背景をピンクにすれば全体がパッと明るい雰囲気になります。
【パープル系】上品な印象になる

上品な印象の遺影にしたいなら、パープル系の背景色がおすすめです。
派手すぎず地味すぎない、絶妙なバランスの上品さを演出してくれます。
ただし、濃い色のパープルは遺影のお顔が暗くなってしまう可能性があります。
パープル系にする際は、藤色や淡いグラデーションを選ぶようにしましょう。
遺影の背景として避けた方が良い色

遺影の背景は自由に選んでいいと解説しましたが、一般的に以下の特徴に該当する色は避けたほうがよいとされています。
- 服装と同系統の色
- お顔の印象が薄れる色
例えば、故人様の服が青色だった場合、同じ青系の背景を選んでしまうと、背景と同化して輪郭がぼやけてしまうためです。
葬儀社や写真館に遺影の作成を依頼する場合は服装を加工してくれますが、自分で作る際は背景と服の色との相性も考慮する必要があります。
また、真っ赤や真っ黄色など、派手すぎる色はお顔の印象を薄くする可能性があります。
故人の好きな色を選ぶのは問題ありませんが、主となるのは故人様自身ということを念頭に置いて選ぶのがポイントです。
遺影の柄や風景の種類・選び方

近年の遺影は、単色だけでなく、柄や風景を背景に入れることもできます。特に多いのは以下の2種類です。
- 花柄
- 自然
ひとつずつ見ていきましょう。
花柄
花柄の背景とは、例えば桜・藤・かすみ草などです。ひまわりの花畑の背景を選ぶ方もいらっしゃいます。
花柄は特に女性に選ばれる傾向がありますが、桜に関しては男女ともに選ぶ方が多くいらっしゃいます。
明るい性格だった方や、花が好きだった方であれば、花柄の背景を選ぶのも選択肢のひとつです。
自然
青空・森林・富士山など、自然を背景として入れる方も多くみられます。青空は性別や年齢を問わないのが特徴です。
森林や富士山は、生前にアウトドアが好きだった方や、登山が趣味だった方に適しています。
写真の背景をそのまま活かす方法もある

元の写真の背景が良い雰囲気であれば、そのまま使用するのも一つの選択です。
ご自宅の前で撮った写真や、旅行先のお花畑の中で撮ったものなどは、作り込んだ背景よりも自然に見えます。
ただし、故人以外の人物が写っている場合は、トリミング(切り抜き)の加工が必要です。
「背景は理想なのに、写り込みがある」という写真の場合は、遺影として加工してもらう際に、人物を消す加工も可能か聞いておきましょう。
遺影の背景を変える方法

遺影の背景を変える方法は主に3つあります。
- 葬儀社に依頼する
- 写真館に依頼する
- 自分で加工する
それぞれの特徴を紹介します。
葬儀社に依頼する
遺影の背景を変える方法としては、葬儀の打ち合わせの流れで、葬儀社に加工を依頼する流れが一般的です。
葬儀の担当者に遺影とする写真を渡すだけで、加工・額装・祭壇への設置まで行ってくれます。
料金は葬儀社によって異なり、プランのパックに含まれている場合や、別で費用がかかる場合などさまざまです。
依頼する際は、遺影写真の加工にお金がかかるかどうか、確認しておきましょう。
| コープの家族葬では、プランのなかに遺影の作成費用も含まれているため、追加費用は発生しません(※)。
背景や服装の加工も可能で、故人様のお好きな色や嗜好に合わせた遺影を作成できます。
(※)火葬式プラン・安置直送プランを除く |
写真館に依頼する
終活の一環として写真館で遺影写真を撮影する際に、背景の加工までお願いする方法です。
プロが背景を差し替えるため、高品質な仕上がりになるメリットがあります。
なかには、背景だけでなく肌色の補正や白髪の削除などをしてくれる写真館もあり、自由度が高いのが特徴です。
数千円〜数万円の費用は必要ですが、自分で納得した1枚を選べます。
自分で加工する
スマホアプリやパソコンの画像編集ソフトを使って、自分で背景を変える方法です。
近年はAIによる切り抜き機能が充実しているため、プロでなくても簡単に背景を変えられるようになりました。
背景の色や風景に関しては「遺影 背景 素材」で調べれば、適当なものがたくさん見つけられます。
費用をあまりかけずに背景を変更できる点がメリットです。
しかし、故人様のお顔と背景のトーンが合わないといったミスマッチが発生する可能性もあります。
遺影は長く残るものですので、編集ソフトやアプリにあまり詳しくない場合は、クオリティを重視してプロに依頼することをおすすめします。
遺影の額やリボン選びも印象を左右するポイント

近年の遺影は、額の素材やリボンの色も自由に選択できます。
額やリボンによって遺影の印象が変わるため、写真の背景と相性のよいものを選ぶのがおすすめです。
本章では、額やリボンの一般的な選び方を解説します。
- 額の種類・選び方
- リボンの種類・選び方
それぞれの選び方を解説します。
額の種類・選び方
遺影の額は、黒い木製の額縁が一般的でしたが、近年は多様な種類から選べるようになりました。
特に多いのが淡いカラーの額縁で、ピンク・イエロー・ホワイトなどです。
それぞれ異なる印象に映るため、故人様の生前の性格・趣向・写真のテイストから選ぶのがおすすめです。
| 黒い額縁 | ・一般的な額縁で、現代でも多くの方が選ばれる。 ・無難で失敗がなく、葬儀の厳粛な雰囲気に合う。 ・ブルーやグレーの背景と相性が良い。 |
|---|---|
| 淡い色の額縁 | ・女性に人気のあるカラーだが、男性で選ぶ方も多い。 ・淡いカラーの背景と相性がよく、祭壇が明るい印象になる。 |
基本的には好きな色や素材の額縁で問題ありませんが、背景色とチグハグな印象になるのは避けたほうが無難です。
例えば「青い背景×赤い額」といった組み合わせです。
自分で額縁を用意する場合は、背景色との相性を考えて選びましょう。
リボンの種類・選び方
遺影の額縁に飾るリボンについては、「色」と「掛け方」の2つを決める必要があります。
リボンは、選んだ額縁の色に合わせるのが一般的です。
黒い額縁なら黒または白黒のリボン、白いパール額なら白のリボン、のようなかたちです。
リボンの掛け方は2パターンあり、どちらを選んでも問題ありません。
| リボンの掛け方 | 掛け方による印象の違い |
|---|---|
| 八の字型 | 左右対称できっちりとした印象になる。 |
| 左右どちらかに掛ける | 程よくカジュアルな印象になる。 |
厳かな雰囲気にしたいなら「八の字型」、堅苦しくない印象にしたいなら「左右どちらかに掛ける形」を選ぶとよいでしょう。
| 【関連記事】 【葬儀準備】遺影写真のリボンは必要?色の決め方や付け方を解説 |
遺影は事前に用意しておくのがおすすめ

遺影写真は、前もって用意しておくのがおすすめです。
逝去からご葬儀までは慌ただしく進む場合がほとんどで、写真選びに時間がかけられないケースが多いためです。
急いで遺影を選択し、あとで「こっちの写真の方がよかった」と後悔するケースも少なくありません。
遺影写真は長く残るものですので、納得のいく一枚を選べるように前もって写真を選んだり、写真館で撮影しておいたりするのがおすすめです。
| 「コープの家族葬」では、葬儀に関する事前相談を受け付けています。
事前相談は、葬儀の準備をスムーズにするだけでなく、故人との最期の時間を悔いのないものにするためにも大切です。 まずは資料を集め、葬儀の全体像や準備する内容について知るところから始めてみてはいかがでしょうか。 |
まとめ:遺影の背景は故人らしさを第一に選ぼう

遺影の背景に決まりはなく、故人様の人柄を表すもの・好きだった色・好きだった風景などから自由に選んで問題ありません。
遺影は、葬儀が終わった後も、ずっとご家族のそばに残る大切な写真です。
目にした際に、生前の人となりや思い出がよみがえり、ふっと笑顔になるような背景を選んであげてください。
| 「コープの家族葬」では、葬儀の事前相談と合わせて、遺影写真に関するご相談も受け付けています。
まずは無料で受け取れる資料に目を通し、いざという時のための準備を始めてみてはいかがでしょうか。 |
葬儀・葬式の他の記事
-
-
-
お通夜と告別式の違いは?参列する基準・基本的なマナー・当日の流れを解説
2025/12/31
-
-
-
-
通夜の日取りはいつ?逝去した時刻別の決め方・六曜を避ける考え方を解説
2025/12/31
-
-
-
-
遺影を処分する方法は3つ|費用相場や自分でできるお清めの手順まで解説
2025/12/22
-











