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葬儀用のネクタイの正しい選び方・結び方を解説|購入場所や金額も紹介

「葬儀にはどんなネクタイを着けていけばいい?」
「葬儀用のネクタイはどこで購入できる?」

 

葬儀では身だしなみに関する細かなマナーがあり、ネクタイも例外なく配慮するべき点が存在します。

 

多くの方は喪服に意識が向きがちですが、ネクタイのマナーを守るのも、気配りとして大切です。

 

本記事では、葬儀にふさわしいネクタイの選び方・結び方・購入方法を解説します。

 

葬儀に参列する予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

・葬儀用のネクタイのマナー

・葬儀用ネクタイの購入方法

・ネクタイ以外の服装のマナー

・葬儀での持ち物のマナー

 

葬儀で着用するネクタイのマナー

葬儀で着用するネクタイのマナー

葬儀に参列する際は、喪服を着用するのが基本的なマナーです。

喪服にはネクタイを合わせますが、着用するネクタイにもマナーがあります。

 

  • 黒色の無地を選ぶ
  • 大剣の幅は7〜9cm
  • 結び方はプレーンノット

 

本章では、葬儀にふさわしいネクタイのマナーを解説していきます。

 

黒色の無地を選ぶ

ふさわしいネクタイ 避けるべき例
漆黒

濃いグレー

濃紺

無地・控えめな織り柄 柄物
素材 シルク・ポリエステル 光沢のある素材

 

葬儀用のネクタイは、黒色で無地のものを選ぶのが基本です。

 

黒の中でも、できるだけ深い黒が望ましいとされています。

 

暗いグレーや濃紺は、落ち着いた色ではあるものの、葬儀の場にはふさわしくありません。

 

柄は、基本的に無地が推奨されていますが、控えめな織り柄であれば問題ないとする場合もあります。

 

ただし、見る人によっては「マナー違反」と捉える場合があるため、不安であれば無地を選ぶのがおすすめです。

 

近年は柄入りのネクタイが弔事用として販売されているケースも目にしますが、あまりおすすめはできません。

 

他の参列者から「葬儀なのにおしゃれを優先している人」と思われる可能性があるためです。

 

大剣の幅は7〜9cm

<葬儀に着用するネクタイの幅>

・推奨されるサイズ:大剣の幅が7cm〜9cm

・避けるべきサイズ:大剣の幅が6.5cm以下のもの

 

葬儀で着用するネクタイは、大剣の幅が7cm〜9cmのものが理想です。

 

大剣とは、ネクタイの太い側の剣先を指します。

 

一般的なネクタイ(レギュラータイ)を選べば、7〜9cmの間に収まります。

 

一方で、ナロータイのような大剣が6.5cm以下のネクタイは、カジュアルな印象を与えるため、葬儀には不向きです。

 

結び方はプレーンノット

結び方 プレーンノット ウィンザーノット
特徴 結び目が小さく目立たない 結び目が大きく存在感が出る
葬儀の場 ◎最適 △華美な印象になる場合もある

 

葬儀でのネクタイの結び方は、シンプルで定番の「プレーンノット」を選びましょう。

 

プレーンノットは結び目が小さいのが特徴で、フォーマルな場面で使用でき、喪服にも合わせられます。

 

定番の結び方のひとつである「ウィンザーノット」でも問題はありませんが、ネクタイの素材によっては華美に見える可能性があります。

 

喪服と合わせてみて、アンバランスな印象に映った際にはプレーンノットを選ぶのがおすすめです。

 

なお、葬儀のネクタイでしてはいけないのが、くぼみ(ディンプル)を作る結び方です。

 

ディンプルは華やかに見せるための結び方のため、葬儀にはふさわしくありません。

 

また、ネクタイの長さは、結んだときにズボンのベルトにかかる程度がよいとされています。

 

長すぎず、短かすぎない程度を意識しましょう。

 

ネクタイを結ぶのが苦手な場合は、ジッパータイを用意するのもひとつの方法です。

 

ジッパータイとは、あらかじめ結び目が作られているネクタイを指し、首にかけるだけで簡単に装着できます。

 

お葬式用のジッパータイもあるため、葬儀まで時間に余裕がある方は探してみてください。

 

葬儀用ネクタイの購入場所

葬儀用ネクタイの購入場所

葬儀用のネクタイは、以下の場所で購入可能です。

 

購入場所 特徴 価格帯
・紳士服店

・百貨店

・品質が高い

・店員からマナーについてアドバイスがもらえる

2,000円〜15,000円
・ディスカウントストア

・コンビニ

・急いで用意する場合に便利

・選べる種類は少ない傾向

2,000円台
100円均一 ・非常用として購入するのに便利

・品質や色が安っぽく見える可能性がある

100円台(税抜)

※価格はあくまでも目安です。必ず表の金額で購入できるとは限りません。

 

葬儀用のネクタイは、紳士服店や百貨店などの専門店だけでなく、コンビニや100円ショップなど身近な店舗でも手に入ります。

 

葬儀参列までに時間の余裕がある場合は、紳士服店や百貨店などで購入するのがおすすめです。

 

時間が限られている場合や、近くに専門店がないときは、ディスカウントストアやコンビニでも購入可能です。

 

急を要する場合は、100円均一を利用するのもひとつの方法です。

 

ただし、100円均一の場合は、品質が安っぽく見えたり、色が紺色に見える場合もあります。

 

見る人が見れば100円均一とわかる可能性もあるため、どうしても急いでいる場合を除き、できるだけ他の選択肢を優先するのがおすすめです。

 

葬儀は急に訪れるため、可能であれば前もって喪服一式を用意しておくと、いざというときに、慌てず落ち着いて参列できます。

 

葬儀における服装のマナー

葬儀における服装のマナー

葬儀に参列する際は、ネクタイだけでなく、服装にも大人としての配慮が求められます。

 

参列する際は、以下のマナーに気を配りましょう。

 

葬儀の服装のマナー
項目 内容
スーツ 黒無地の喪服(礼服)
ワイシャツ 白無地
ネクタイ 光沢のない黒無地
黒の革靴
靴下 黒無地
装飾品 結婚指輪以外は基本的にすべて外す

 

スーツは黒無地の喪服を着用します。

 

ビジネス用のスーツとは別物のため、用意する際は礼服売り場などで販売されているものを購入しましょう。

 

ワイシャツは白無地を用意します。ボタンダウンはカジュアルな印象を与えてしまうため避けるのがマナーです。

 

靴・靴下は黒で統一します。可能であれば、内羽根式のストレートチップを選びましょう。

 

お通夜のマナーも基本的には同じですが、急ぎ駆けつけるケースも多いため、厳密に守る必要はありません。

 

喪服があれば着用し、なければ可能な範囲で控えめな格好を意識しましょう。

 

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葬儀における持ち物のマナー

葬儀における持ち物のマナー

葬儀では、服装だけでなく、必要な持ち物をそろえるのも大切です。

 

特に以下の3つのアイテムは忘れないよう注意しましょう。

 

<葬儀で必須の持ち物リスト>

・数珠

・香典

・袱紗

 

仏式の葬儀において、数珠は必需品です。参列する際は、必ず持参しましょう。

 

数珠にはさまざまな形状があり、故人の宗派に合わせたほうがよいというマナーもありますが、あまり気にする必要はありません。

 

葬儀では、形式よりも「数珠を持っているか」が、礼儀として大切です。

 

香典は、喪主や遺族に弔意を示すために持参します。

 

金額は故人との関係性によって変動し、一般的には5,000円〜10,000円が目安とされています。

 

ただし、関係性が深い場合は、20,000円以上包む方も少なくありません。

 

数珠と同じように大切な持ち物のため、事前に遺族から辞退の案内がない場合は、必ず持参しましょう。

 

袱紗は、香典を包むために用意します。弔事の場では寒色系の袱紗を用いるのがマナーです。

 

紫は、慶弔どちらにも利用できるため、ひとつ持っておくと便利でおすすめです。

 

男性の場合、スーツの内ポケットに香典を直接入れる方もいますが、マナー違反のため避けましょう。

 

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【Q&A】葬儀のネクタイに関するよくある質問

【Q&A】葬儀のネクタイに関するよくある質問

葬儀のネクタイに関するよくある質問をまとめました。

 

Q.ネクタイピンは付けたほうがいいですか?

Q.葬儀後に使用したネクタイは、ビジネス用として使用してもいいですか?

Q.急な訃報でネクタイがない場合はどうすればいいですか?

 

ひとつずつ回答します。

 

Q.ネクタイピンは付けたほうがいいですか?

A.葬儀ではネクタイピンを付けません。

 

ネット上では「黒のネクタイピンは許容範囲」「真珠がついていてシンプルなものならよい」という情報もありますが、可能であれば避けるのがおすすめです。

 

参列者によっては「おしゃれを優先している常識のない人」と捉える方もいるためです。

 

なお、カフスボタンやポケットチーフなどの装飾品に該当するものも、葬儀では使用しません。

 

Q.葬儀後に使用したネクタイは、ビジネス用として使用してもいいですか?

A.明確に禁止はされてはいません。

 

ただし「黒ネクタイ・黒スーツ・白シャツ」の組み合わせは喪服の印象が強いため、相手によっては不適切と感じる可能性があります。

 

どうしても使用したい場合は、シャツの色を変える・柄物のシャツを着るなどで、全体の印象を変えるとよいでしょう。

 

着用する際は、マナー違反ではないものの、相手によっては悪い印象を持たれる可能性がある点を覚えておきましょう。

 

Q.急な訃報でネクタイがない場合はどうすればいいですか?

A.どうしてもネクタイが用意できない場合、通夜に参列するのであれば紺色など黒に近い色を使用しましょう。

 

最もやってはいけないのが、ネクタイを付けずに葬儀へ参列する行為です。

 

【関連記事】
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まとめ:葬儀のネクタイは黒無地が基本

まとめ:葬儀のネクタイは黒無地が基本

葬儀に参列するときのネクタイは、黒色で無地のものを選ぶのが基本です。

 

細かいマナーはいくつかありますが、まずは黒無地を徹底すれば問題ありません。

 

結び方はプレーンノットが一般的で、ネクタイの幅は標準的な7cm〜9cmのものが望ましいとされています。

 

光沢のある素材や柄物は避け、ネクタイピンなどの装飾品も基本的には使いません。

 

服装や身だしなみのマナーに迷った際は「目立たず、控えめ」を意識しましょう。

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