「今日亡くなったら、お葬式はいつやるの?」
「葬儀や法要の日程はどうやって決めたらいいの?」
初めて喪主を務める場合、葬儀の日程をどう決めていいかわからず、不安を感じる方も少なくありません。
葬儀の日程は、火葬場の空き状況・僧侶の都合・親族の集まりやすさ・地域の慣習など、さまざまな要素を踏まえて決められます。
本記事では、葬儀の日程の決め方・日程を決める際に押さえておくべきポイント・日程を決める手順について解説します。
突然の訃報があった際に落ち着いて準備が進められるよう、前もって理解しておきましょう。
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<この記事でわかること> ・葬儀の日程が決まるまでの流れ |
今日亡くなった場合の一般的な日程

もしも家族が今日亡くなった場合、葬儀の日程は以下の流れで進むのが一般的です。
| 日程 | 内容 |
|---|---|
| 逝去当日 | 逝去・搬送・安置 |
| 2日目 | お通夜 |
| 3日目 | 葬儀・告別式・火葬 |
最短の日程は「逝去の翌日に通夜、翌々日に葬儀・告別式と火葬」となります。
ただし、あくまでも理論上の最短日程です。実際には次のような事情により、葬儀まで数日かかるケースがあります。
- 火葬場の予約状況
- 僧侶など宗教者の都合
- 親族の移動時間や予定
- 友引や年末年始などの影響
特に都市部では火葬場の混雑により、亡くなってから4〜5日後に葬儀を行うケースも珍しくありません。
(※)北海道では火葬場の待ちは多くありませんが、必ずしもスムーズに予約できるとは限りません。
葬儀の日程を左右する4つのポイント

葬儀の日程は遺族の希望だけで決められません。主に以下の4つのポイントによって変動します。
- 火葬場の予約状況
- 僧侶の都合
- 親族の予定
- 地域の風習
それぞれの内容を見ていきましょう。
火葬場の予約状況
葬儀の日程を決める際は、まず火葬場の予約を確保し、その日時から逆算するのが一般的です。
一般的な葬儀(後火葬)では、「葬儀・告別式」を終えた直後に、そのまま火葬場へ向かうためです。
火葬場の予約状況や休業日によっては、葬儀の日程を調整する必要があります。
全国的には、友引の日を休業日としていることが多く、年末年始は休みとする施設も多い傾向です。
そのため、希望する日程どおりに予約できず、葬儀が1日〜数日後ろ倒しになる場合があります。
僧侶(宗教者)の都合
仏式や神式など、宗教儀礼を伴う葬儀では、宗教者の都合も確認して日程を調整する必要があります。
たとえば仏教の場合だと、菩提寺がある方は、事前に住職へ相談して日程を調整します。
菩提寺があるかどうかわからない方や、連絡先がわからない方は、事前に確認しておきましょう。
ただし、宗教者を呼ばない「無宗教葬」にする場合は、都合を気にする必要はありません。
| 【関連記事】 無宗教葬儀とは?準備方法・当日の流れ・費用・メリット・デメリットを解説 |
親族の予定
親族が集まりやすい日程を考慮するのも重要です。
特に親族が遠方に住んでいる場合は、航空券や新幹線、宿泊先の確保も必要になるため、移動時間を見込んで調整する必要があります。
喪主だけの都合で決めてしまうと、故人と近しい親族の参列が難しくなり、後々トラブルに発展するケースもあります。
必ず参列してほしい人を家族間で整理したうえで、日程の調整を進めるのがおすすめです。
なお、家族葬では、参列の範囲をめぐって親族トラブルになるケースもあります。詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
| 【関連記事】 家族葬の親戚トラブル事例7選!トラブルを防ぐ対策と対処法をご紹介 |
地域の風習
葬儀の日程や流れは、地域の風習によって変わる場合があります。
たとえば、北海道函館市・東北地方・山陰地方・九州地方の一部では、火葬を先に行ってから葬儀・告別式を行う「前火葬(骨葬)」で行う場合があります。
地域のしきたりを知らずに日程を決めると、親族間で「この地域では普通ではない」と言われてしまう可能性があります。
地域の事情がわからない場合は、地元の葬儀社に相談するのがおすすめです。
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『コープの家族葬』では、地域の慣習を熟知したスタッフが在籍しています。「この地域では、どのような流れで進めていけばいいかわからない」という場合も、気軽にご相談ください。 |
| 【関連記事】 北海道の葬儀はココが違う|地域特有の慣習を解説【2025年最新版】 |
葬儀の日程は葬儀形式によって異なる

葬儀の日程は、火葬場や僧侶の都合だけでなく、どの葬儀形式を選ぶかによっても変わります。
| 葬儀形式 | 1日目 | 2日目 |
|---|---|---|
| 一般葬 | お通夜 | 葬儀(告別式)・火葬 |
| 家族葬・密葬 | お通夜 | 葬儀(告別式)・火葬 |
| 一日葬 | 葬儀(告別式)・火葬 | - |
| 直葬・火葬式 | 火葬 | - |
それぞれの葬儀形式について見ていきましょう。
一般葬
一般葬は、親族だけでなく友人・知人・会社関係者なども参列する、昔ながらの葬儀形式です。
一般葬の場合、以下のように2日間の日程で行われます。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去当日 | ご遺体の搬送・安置 |
| 1日目 | 通夜 |
| 2日目 | 葬儀(告別式)・火葬 |
家族葬
家族葬は、家族や親族など近しい人に参列者を限定して行う葬儀形式です。
流れ自体は一般葬と同じく、以下のように進みます。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去当日 | ご遺体の搬送・安置 |
| 1日目 | 通夜 |
| 2日目 | 葬儀(告別式)・火葬 |
家族葬の日程や準備期間について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
| 【関連記事】 家族葬に必要な日数は?亡くなってから葬儀までの日程や事前に準備しておくポイントを解説 |
一日葬
一日葬は、お通夜を行わず、1日で葬儀・告別式・火葬までを行う葬儀形式です。
そのため、一般葬や家族葬より日程が1日短くなります。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去当日 | ご遺体の搬送・安置 |
| 逝去の翌日 | 葬儀(告別式)・火葬 |
一日葬の流れや費用については以下の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
| 【関連記事】 一日葬の流れをタイムスケジュールで解説|マナーや注意ポイントも紹介 一日葬の費用は50〜100万円|安く抑えるポイントや注意点を解説 |
直葬・火葬式
直葬(火葬式)は、お通夜や葬儀を行わず、火葬のみを行うため、最も短い日程になります。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去当日 | ご遺体の搬送・安置 |
| 逝去の翌日 | 火葬 |
ただし、法律により死亡後24時間以内の火葬はできないため、亡くなった当日に葬儀を執り行うことはできません。
火葬をするまでの時間については、本記事の「Q.逝去したその日に葬儀を行うことはできないんですか?」を参考にしてみてください。
| 【関連記事】 直葬の葬儀の流れとメリット・デメリット|後悔しないための注意点も解説 |
亡くなってから葬儀までの流れ

亡くなってから葬儀までの流れは以下の通りです。
※①と②は順番が前後する場合もあります。
| 順番 | 詳細 |
|---|---|
| ①死亡診断書を受け取る | 病院で亡くなった場合、担当医から死亡診断書を受け取ります。 |
| ②葬儀社に連絡 | 死亡診断書を受け取った後、葬儀社へ連絡してご遺体の搬送を依頼します。 |
| ③ご遺体を安置する | 安置場所は、自宅・葬儀社の安置施設・斎場などが一般的です。 |
| ④喪主を決める | 葬儀の代表者となる喪主を決めます。一般的には配偶者や長男・長女が務めることが多いです。 |
| ⑤葬儀社と打ち合わせを行う | 安置後、葬儀社と打ち合わせを行います。決める内容は、葬儀形式・葬儀の日程・参列人数などです。 |
| ⑥訃報連絡をする | 親族や関係者へ訃報を伝えます。 |
日程を決めるのは、上記のうち「⑤葬儀社と打ち合わせを行う」の段階です。
ご遺体を搬送して安置したあと、葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀形式や火葬場・斎場の空き状況、僧侶や親族の都合などを踏まえて日程を決めていきます。
ただし、亡くなった時間帯や状況によっては、搬送当日ではなく翌日に打ち合わせを行う場合もあります。
そのため、葬儀の日程は、亡くなった当日から翌日にかけて決まることが多いと考えておくとよいでしょう。
次章では、亡くなった時間帯ごとの葬儀の日程の違いを解説します。
亡くなった時間帯による葬儀の日程の違い

一般的には、逝去の翌日にお通夜、その翌日に葬儀・告別式と火葬を行います。
ただし、逝去された時間帯によっては、打ち合わせや火葬場予約の進み方が変わり、日程が後ろ倒しになる場合があります。
本章では、以下の状況にわけて、葬儀の日程の違いを解説します。
- 午前中に亡くなった場合
- 午後〜深夜に亡くなった場合
- 年末年始や大型連休の場合
ひとつずつ見ていきましょう。
午前中に亡くなった場合
午前中に亡くなられた場合、その日のうちに葬儀社との打ち合わせが進められることが多く、条件が整えば以下の日程で葬儀が可能となります。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去の翌日 | 通夜 |
| 逝去の翌々日 | 葬儀(告別式)・火葬 |
火葬場や僧侶、主な親族の都合が合えば、翌日にお通夜、翌々日に葬儀という最短日程で進められる可能性があります。
午後〜深夜に亡くなった場合
午後や深夜に亡くなった場合は、搬送と安置のみを行い、打ち合わせは翌日になることが多くあります。
打ち合わせが翌日になった場合の日程は、以下のとおりです。
| 日程 | 詳細 |
|---|---|
| 逝去の翌々日 | 通夜 |
| 逝去の3日後 | 葬儀(告別式)・火葬 |
遅い時間に亡くなった場合は、ご家族の心身の負担も大きいため、まずは搬送と安置を済ませ、翌日に落ち着いて打ち合わせを行うケースが多く見られます。
年末年始や大型連休の場合
年末年始や大型連休は火葬場が休業している場合があるため、葬儀の日程が大幅に後ろ倒しになるのが一般的です。
逝去から葬儀までの期間が長くなる場合は、ドライアイスや冷蔵安置などでご遺体の状態を保ちます。
ご遺体の状態を保つための費用の目安については、後述の「Q.葬儀の日程を延長する場合、遺体はどのように保管されますか?」を参考になさってください。
| 【北海道の火葬場の事情】
北海道の場合、主な火葬場の休業日は1月1日(元旦)と、友引のみとなっています。ただし、施設ごとに指定された休みもあるため、詳細は近くの火葬場に確認するのが確実です。 |
葬儀の日程として気にされやすい「六曜の友引」

葬儀の日程では、六曜の「友引」を気にする方も多くいます。
友引は「友を引く」という意味から、葬儀には縁起がよくないと考えられているためです。
また、多くの火葬場が友引を休業日としているため、実務上も葬儀の日程に影響しやすい部分もあります。
ただし「お通夜は友引でも実施して問題ない」と思われていることが多い傾向です。
通夜は故人との最後の夜を過ごす場であり、火葬や告別式のように「故人を送り出す儀式」とは少し位置づけが異なると考えられているためです。
葬儀後の主な法要の日程

仏教では、葬儀の後に次のような法要が行われます。
| 法要 | 日程 |
|---|---|
| 初七日法要 | 亡くなってから7日目 |
| 四十九日法要 | 亡くなってから49日目 |
| 一周忌法要 | 亡くなってから1年後 |
| 三回忌法要 | 亡くなってから2年後 |
最近では、遠方の親族に配慮して、初七日法要を葬儀当日に繰り上げて行うケースも増えています。
また、四十九日法要や一周忌、三回忌といった年忌法要は、家族や親族が集まりやすいように土日や祝日に行うことが多く、その場合は当日より前に前倒しして行うのが一般的です。
| 【北海道の法要の事情】
北海道では、もともと四十九日法要まで繰り上げて行うのが通例となっています。広大な土地ゆえに親族が短期間に何度も集まる負担を考慮した北海道独自の慣習です。 |
| 【関連記事】 法事とは?法要と何が違う?意味・準備内容・流れ・マナーを解説【初心者向け】 |
【Q&A】葬儀の日程に関してよくある質問

葬儀の日程に関して、よくいただく質問をまとめました。
- Q.逝去したその日に葬儀を行うことはできないんですか?
- Q.お葬式やお通夜は、いつまでに実施したほうがいいですか?
- Q.葬儀の日程を延長する場合、遺体はどのように保管されますか?
ひとつずつ回答します。
Q.逝去したその日に葬儀を行うことはできないんですか?
A.逝去した日に葬儀を行うことはできません。
日本の法律では、24時間以内の火葬は禁止されているためです。
一日葬や火葬式を検討している場合でも、最短で逝去の翌日以降の対応となります。
Q.お葬式やお通夜は、いつまでに実施したほうがいいですか?
A.特に決まりはありません。
ただし、ご遺体は時間の経過とともに変化するため、火葬場の予約状況や安置環境を踏まえ、できるだけ速やかに日程を決めるのが大切です。
Q.葬儀の日程を延長する場合、遺体はどのように保管されますか?
A.葬儀の日程が延びる場合には、ご遺体の状態を保つための処置を行います。
主な方法と、日程や費用の目安は以下のとおりです。
| 方法 | 日数 | 費用 |
|---|---|---|
| ドライアイス | 1週間程度 | 5千〜1万円ほど/1日 |
| エンバーミング | 2週間程度(最長50日ほど) | 15〜25万円ほど |
どの方法が適しているかは、延長される日数やご遺体の状態によって異なるため、葬儀社と相談しながら決めましょう。
まとめ:葬儀の日程は火葬場の空きや地域性を踏まえて決まる

葬儀の日程は、逝去の翌日にお通夜、その翌日に葬儀・告別式を行うのが最短の目安です。
ただし、実際には火葬場の予約状況、僧侶の都合、親族の予定、地域の風習などによって日程が変わります。
突然の訃報に直面すると、何から始めればよいのかわからず戸惑う方がほとんどです。
しかし、基本的な流れを理解しておけば、落ち着いて準備を進めやすくなります。
迷ったときは、地域事情に詳しい葬儀社へ早めに相談するのが大切です。
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