直葬の葬儀の流れとメリット・デメリット|後悔しないための注意点も解説 - 札幌の葬儀・家族葬は安心の「コープの家族葬」

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直葬の葬儀の流れとメリット・デメリット|後悔しないための注意点も解説

直葬の流れ

「直葬(火葬式)はどのような流れで進む?」
「直葬(火葬式)の費用・メリット・デメリットを知りたい」

 

直葬(火葬式)は、火葬のみを行う簡潔な葬儀形式です。

 

時間や費用を抑えられる反面、注意点やデメリットも存在します。

 

本記事では、直葬の基本的な流れやメリット・デメリット、直葬を選ぶ際に知っておくべき注意点を解説します。

 

直葬(火葬式)を検討中の方は、参考にしてみてください。

 

<この記事でわかること>

・直葬(火葬式)の流れ
・直葬(火葬式)のメリット
・直葬(火葬式)のデメリット
・直葬(火葬式)の注意点

 

直葬(火葬式)とは

直葬(火葬式)とは

直葬とは、通夜や告別式を行わず、最小限の手順で故人を送る葬儀形式です。

 

一般的な葬儀と異なり、短期間で進行します。

 

ただし、法律により死後24時間以内に火葬することは禁じられているため、直葬でも一定期間のご遺体安置が必要です。

 

本章では、直葬に関する以下の内容を解説します。

 

  • 直葬と火葬式の違い
  • 直葬(火葬式)の費用相場
  • 直葬を選ぶ人が増えている理由

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

【関連記事】

家族葬と直葬・火葬式の違いとは?費用や流れの比較とプランの選び方

 

直葬と火葬式の違い

直葬と火葬式は、火葬のみで葬儀を終了とする形式です。

 

どちらも同じ葬儀を意味して使われますが、葬儀社によっては以下のように区別する場合があります。

 

直葬 最小限の品目で行われ、死装束や枕飾りは省略される
火葬式 死装束や枕飾りが用意され、遺族が故人に手を合わせる時間が確保できる

 

コープの家族葬では、火葬式プランと、安置直葬ブランの2つを用意しています。

 

火葬式プランは費用を抑えつつも死装束・枕飾り・仏花を用意して供養できるプランです。

 

安置直葬プランは、最低限の費用で葬儀を執り行えます。

 

以下のページから葬儀の流れやプラン料金が確認できるため、気になる方は、ぜひのぞいてみてください。

 

仏花や枕飾りなどは用意したい方向けの『火葬式プラン』【21.45万円〜】

費用を最小限に抑えたい方向けの『安置直葬プラン』【8.58万円〜】

 

直葬(火葬式)の費用相場

直葬(火葬式)の費用相場は20〜30万円程度です。地域や火葬場によって価格は異なります。

 

葬儀会社による直葬プランには、火葬料金や棺、骨壺、搬送車など必要な物品が含まれているケースが多く見られます。

 

しかし、僧侶への謝礼や読経費用は別途必要となるのが一般的です。

 

直葬を選ぶ人が増えている理由

近年は直葬(火葬式)を選ぶ人が増えてきており、背景には経済的な負担の軽減が挙げられます。葬儀にかける時間も少ないため、遺族の負担が軽減できる点も特徴です。

 

さらに、高齢化社会や核家族化が進んでいることも一因として挙げられます。

 

近隣住民との関係性が希薄化している現代社会において、シンプルな葬儀形式である直葬は、時代に適した選択肢となりつつあるのです。

 

直葬(火葬式)の葬儀の流れ

直葬(火葬式)の流れ

直葬(火葬式)の流れは以下のとおりです。

 

  1. ご臨終
  2. ご遺体搬送・安置
  3. 葬儀社との打ち合わせ
  4. 納棺・出棺
  5. 火葬
  6. 骨上げ

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

1.ご臨終

亡くなったら、まずは葬儀社へ連絡し、遺体の搬送を依頼します。

 

病院で亡くなった場合は、医師に死亡診断書の発行を依頼し、火葬に必要な書類を準備します。

 

自宅で亡くなった場合は、かかりつけ医に連絡します。

 

必要に応じて警察による検視が行われることもあり、検視が必要な場合は、終わるまで遺体の移動は厳禁です。

 

2.ご遺体搬送・安置

ご遺体を搬送したあとは、24時間の安置が必要です。

 

日本の法律により、死亡後24時間以内に火葬を行えないためです。

 

ご遺体の安置場所は、葬儀社の施設や自宅が一般的です。

 

搬送後、葬儀担当者と打ち合わせを行い、火葬場の予約等の手配を進めます。

 

 

3.葬儀社との打ち合わせ

打ち合わせでは、葬儀の日数や火葬場の予約を確認し、直葬に必要な棺や遺影の額などを決定します。

 

新聞のお悔やみ欄への掲載は各家庭で異なり、直葬(火葬式)では省略される場合も少なくありません。

 

また、遺体が深夜や早朝に搬送された場合、一度帰宅した後、翌日に打ち合わせを行うケースもあります。

 

4.納棺・出棺

プランの内容にもよりますが、葬儀社のスタッフが故人に死装束を着せ、納棺の準備を行います。

 

花や思い出の品を副葬品として棺に入れられますが、不燃物は難しいため、事前の確認が必要です。

 

納棺が完了すると出棺となり、ご遺体は火葬場へ搬送されます。

 

一連の流れは30〜40分ほどを要します。

 

5.火葬

火葬場に到着後、遺体は火葬炉へ移されます。

 

火葬の所要時間は約1〜2時間です。火葬の間、遺族はロビーや控室で待機します。

 

6.骨上げ

火葬が完了すると、遺骨を骨壷に納める手順へ移ります。

 

喪主から順に2人1組で行い、遺骨を足から頭の順に拾います。最後に喉仏を納めます。

 

地域によって異なりますが、北海道では全骨を収骨するのが一般的です。

 

直葬(火葬式)のメリット

直葬(火葬式)のメリット

直葬(火葬式)には以下のメリットがあります。

 

  • 葬儀費用が抑えられる
  • 遺族の負担が軽減される

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

葬儀費用が抑えられる

直葬(火葬式)は、葬儀に必要な費用を大幅に抑えられる経済的なメリットがあります。

 

一般的な葬儀の平均費用が130万円と高額なのに対し、直葬は20〜30万円と大幅な削減が可能です。

 

通夜や告別式を行わないため祭壇や花の費用が不要であり、返礼品や場合によっては僧侶へのお布施も必要ないため、費用削減につながるのです。

 

遺族の負担が軽減される

直葬は、遺族の肉体的・精神的な負担を軽減できる点もメリットです。

 

一般葬では準備や参列者対応に多くの手間と時間がかかりますが、少人数で執り行われる直葬は、準備が簡素化され、参列者対応や受付の手配も不要です。

 

弔問客の接待も不要なため、遺族の負担が大幅に軽減されます。

 

直葬(火葬式)のデメリット

直葬(火葬式)のデメリット

直葬(火葬式)には、以下のデメリットも発生します。

 

  • 故人とお別れする時間が短い
  • 親族とトラブルになる可能性がある
  • 菩提寺に納骨できない場合がある

 

安易に選択すると、あとから後悔する可能性もあるため、前もってデメリットは把握しておきましょう。

 

故人とお別れする時間が短い

直葬(火葬式)では、最後のお別れの時間が非常に短くなる可能性があります。

 

安置場からの出棺までにお別れを済ませる必要があるため、ゆっくりと故人を見送る時間が取れないケースもあります。

 

そのため「もっと手厚く送ればよかった」と後悔する遺族も少なくありません。

 

親族とトラブルになる可能性がある

直葬(火葬式)に対して「故人への冒涜」と捉える方もおり、トラブルの原因になるケースがあります。

 

高齢の親族のなかには、従来の葬儀を望む方も多いため、事前に理由を説明し、理解を得るのが重要です。

 

トラブルを避けるためには、直葬(火葬式)で執り行うと十分に説明し、理解を得ておく必要があります。

 

また、訃報の際に参列を断る旨を明確に伝える、理由を丁寧に説明するなど、コミュニケーションを計りましょう。

 

菩提寺に納骨できない場合がある

直葬(火葬式)は宗教的儀式を簡略化した形式です。

 

そのため、直葬(火葬式)を選択した場合、菩提寺への納骨が困難になる場合があります。

 

檀家として菩提寺と関係がある場合、事前に納骨が可能かどうかを確認し、理解を得るのが大切です。

 

直葬(火葬式)の注意点

直葬(火葬式)の注意点

直葬(火葬式)で葬儀を執り行う際は、以下の点に注意しましょう。

 

  • 葬祭費が支給されない場合がある
  • 弔問客が多くなる可能性がある

 

ひとつずつ解説します。

 

葬祭費が支給されない場合がある

直葬(火葬式)の場合、葬祭費が支給されない可能性がある点に注意が必要です。

 

葬祭費とは、被保険者が亡くなった際に支給される金銭で、葬儀費用の一部を補助するものです。

 

しかし、直葬の場合申請条件に合致せず、支給されないケースがあります。

 

具体的な条件や申請方法については、加入している健康保険組合や自治体によって異なります。

 

直葬(火葬式)で執り行う際は、事前に確認しておきましょう。

 

弔問客が多くなる可能性がある

直葬(火葬式)は通常、身内だけで執り行われます。

 

そのため、葬儀に参列できなかった方が、その後に弔問客として訪れるケースがあります。

 

葬儀は負担が少なく済んだものの、葬儀後に忙しくなる場合もあり、そのような状況を避けるためには、事前に対応しておく必要があります。

 

例えば、挨拶状や通知で弔問を控えるようお願いする、などです。

 

葬儀後の対応をスムーズに行うため、事前に準備しておきましょう。

 

直葬を依頼する方法

直葬を検討する際は、事前相談を活用することをおすすめします。

 

事前相談を通じて、直葬への不安を解消し、準備を進められるためです。

 

かつて、葬儀の事前相談は不吉とされていましたが、現在では一般的となりつつあります。

 

事前に準備を整えておけば、亡くなってから慌てることもなく、落ち着いた対応が可能です。

 

事前相談では、葬儀の流れや費用、プラン内容を確認できます。

 

また、複数の葬儀社から見積もりを取り、比較検討すれば、納得のいく葬儀社を選択できるでしょう。

 

『コープの家族葬』では手厚い直葬(火葬式)が可能

『コープの家族葬』では、シンプルながら手厚く葬送ができる直葬(火葬式)プランを用意しています。

 

一般的な葬儀に比べて内容は簡略化されていますが、故人への敬意を欠かさず葬儀を執り行えます。

 

直葬(火葬式)の経験が豊富なスタッフが、ご遺族の要望に添いながら丁寧にサポートします。

 

前もって相談していただければ、費用やプラン内容など、詳細な項目が確認できます。

 

直葬(火葬式)を検討している方は、ぜひ『コープの家族葬』へご相談ください。

 

【Q&A】直葬(火葬式)に関してよくある質問

直葬(火葬式)に関してよくある質問をまとめました。

 

Q.直葬でも戒名はもらえますか?
Q.直葬にはどのような服装で参列すればいいですか?
Q.参列する際、香典は必要ですか?

 

ひとつずつ回答します。

 

Q.直葬でも戒名はもらえますか?

A.直葬でも戒名はもらえます。

 

ただし、寺院によっては戒名の授与を認めない場合もあります。

 

菩提寺から戒名をもらいたい場合は、事前に菩提寺へ相談するのが大切です。

 

なお、宗派を問わない霊園などでは戒名がなくても納骨が可能です。

 

Q.直葬にはどのような服装で参列すればいいですか?

A.一般的な喪服で参列します。

 

直葬(火葬式)であっても、フォーマルな喪服を着用するのがマナーです。

 

男性はブラックスーツ・白シャツ・黒ネクタイを着用し、女性は黒のフォーマルスーツまたはワンピースを用意しましょう。

 

Q.参列する際、香典は必要ですか?

A.直葬(火葬式)でも、基本的には香典が必要です。

 

ただし、ご遺族が香典を辞退している場合は、持参する必要はありません。

 

まとめ:直葬は火葬のみの流れが簡潔な葬儀形式

直葬(火葬式)とは、宗教儀礼を省き、火葬のみで葬儀終了とする形式です。

 

日本では逝去から24時間を経過しないと火葬ができないため、逝去して24時間まではご遺体を安置し、その後に火葬を行います。

 

葬儀にかかる費用を抑えられ、ご遺族の負担も軽減できるため、近年選択する方が増えている葬儀形式です。

 

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